【くす玉を開き、浅沼組合長から
記念品を受け取る二山さん】
小諸市大久保の温泉施設「あぐりの湯こもろ」は17日、開業23年目で来館者500万人を達成し、くす玉開きなどで祝った。
平成11年10月、浅間連峰を一望できる眺望を楽しみながら入浴できる温泉の「小諸市農村資源活用交流施設」としてオープン。
JA佐久浅間が運営、隣に「イチゴ園」も開園して注目を集め、100万人の達成まで1200日余り、1日平均約800人の人気施設となった。
小山公生支配人は「コロナ禍でも1日350人から400人の方に利用してもらっている。完成してから時間が経過しているが、それを感じさせないきれいな施設と言われる。コロナ禍から回復してもらいたい」と話す。
この日は、梅雨から一転、浅間連峰がくっきりと見える青空の景色の中、関係者が集まり、500万人目が誰になるかをしばらく見守った。
500万人目になったのは、松本市から訪れた二山万夫さんで、妻の潤子さんと2人で来館した。
二山さんは、県内外の温泉巡りをしており、あぐりの湯こもろは、子どもが小さな時に、イチゴ狩りもあって年複数回訪れ、今でも年1、2回は訪れているという。
二山さん夫妻は「(入館した時)何かのセレモニーの後かと思ったが、とてもびっくりした。浅間山など山並みが良く、のんびり楽しめる温泉。熱い温泉が好きで、気に入っている」と話し、喜んでいた。
記念品は500万人目と前後5人に入浴券やJAの商品券などが贈られた。
小泉俊博市長は「平成11年から、多くの皆さまに利用していただいている。雄大なロケーションと温泉を楽しんで欲しい」。
JA佐久浅間の浅沼博組合長は「レストランが新しくなり、直売所も拡張している。今後とも利用してもらいたい」とそれそれ話していた。