【木村会長と、記念品の八角部屋ポロシャツ】

 

 

 東御市を拠点に活動してきた大相撲東関部屋後援会「長野県大相撲東関会」は今年度から、東関部屋の八角部屋への移籍に伴い名称を「長野県大相撲八角会」とし、活動を継続している。

 

 同会は昭和63年12月、東部町商工会が中心となり設立した。

 

 小諸支部や上田支部など県内各地に支部があり、現在の会員数は150人。

 

 命題は、地元出身で江戸時代に活躍した天下無双力士「雷電為右衛門の顕彰」。

また、国技と言われる相撲を応援し、地域活性化につなげる目的がある。


 自治体と商工会の協力や、東関部屋創設者の12代東関(元関脇・高見山)らの人柄が良かったことなどから、同会は熱心に活動を展開。

地域の相撲文化発展に貢献してきた。

 

 田中小学校には元横綱の曙が訪れている。町民・市民まつりには毎年、親方や曙ら東関部屋力士が参加。

また、新人発掘事業として、上田市から東関部屋に力士を送り出した。


 加えて会員には毎年、記念品が贈られる。

今年は”八角形のロゴ”が入ったおしゃれな「八角部屋オリジナルポロシャツ」を配った。


 東関部屋は、昭和61年に創設され、一時期は曙を筆頭に20人の力士を擁して全盛を極めた。

令和元年12月、部屋を継いでいた13代東関(元幕内・潮丸)が若くして死去。

その後、14代東関(元小結・高見盛)が暫定的に部屋を継承したが、今年3月いっぱいで閉鎖。

東関部屋の力士ら関係者全員が、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が師匠で同じ高砂一門の八角部屋に移籍した。


 東関会は八角会と名称を改め、八角部屋の後援会として活動することとなった。

会員数は維持しており、今後も会員増強を目指しながら活動を展開する方針。


 同会の木村宣行会長は「日本一の力士だった雷電をもっと世に出したい。あわせてこの地域が、たくさんの力士が訪れる、さらに相撲の色濃いまちになればうれしい。楽しみは増えると思うので、変わらぬお力添えをお願いできれば」と話した。


 会員募集中。

 問い合わせ(電話)0268・62・1616(事務局)