【JR上田駅前に掲示したタペストリー】

 

 

【祇園祭の写真展(イオンスタイル上田)】

 

 

 上田の夏の風物詩「信州上田祇園祭」が「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため、昨年に続き2年連続で中止となった。

  同実行委員会は「いまは誰もがうつむきがちだが、上田の人たちに元気を感じてもらうきっかけになれば」とJR上田駅前に過去の祇園祭の熱気を伝える"大型のタペストリー"を掲示、市内の商業施設2カ所で"写真展"を開いている。

 

 渡邉務実行委員長(54)=同市天神4=によると疫病退散や豊作を祈願する上田の祇園祭は四百数十年の歴史があるとされる。

 「(写真から)上田の底力が伝わってくる。絶対に絶やしてはいけないものだ」と力を込める。


 写真展は「イオンスタイル上田」と「アリオ上田店」で20日まで。

 

  祇園祭に参加する自治会が提供した写真をそれぞれ14自治会ずつ展示。

 汗が飛び散る迫力の大人みこしや自治会ごとに特徴がある法被の写真を並べている。


 イオンスタイル上田に展示した中常田自治会は「連の先頭を進む花笠には遠くからでも分かるように『中』の文字をあしらった」

「金色に輝く大人みこしは小ぶりながらもずしりと重たい」などと紹介した。


 買いものに訪れた市内の50代女性は「祇園祭が続けて中止になったので寂しいと思っていた。

 写真を見ると懐かしいですね」と話していた。