【炭火でアユを焼く西沢さん】
【千曲川河川敷のつけば小屋】
千曲川にアユの季節がやってきた―。
上田市天神の㈲鯉西は千曲川河川敷の「つけば小屋」でアユ料理の提供を始めた。
新鮮なアユを炭火で焼いた「塩焼き」は皮はパリッと香ばしく、身はふっくら柔らかで骨まで食べられる。
「刺身」や「アユ飯」も人気だ。
川風に吹かれ、水音を聞きながら楽しむ川魚料理は「ひと味違う」と、この時期を待ちかねた家族連れらが訪れている。
同社の西沢徳雄社長(55)によると春に建てて、秋には壊す季節限定のつけば小屋は「10年ほど前までは10軒はあった」というが後継者不足などで年々減少し、現在は鯉西のみに。
同店も昨年からの「コロナ禍」で、客足は激減。
西沢さんは「経営的には厳しいが来てくれるお客さんに励まされ、気を引き締めてやっていく。先代の遺志を継ぎ、地域の伝統である川魚文化を守っていきたい。自分にとって千曲川は人生の全てだから」と話す。
今年のつけば小屋の営業は10月24日まで。
営業時間は午前11時から午後9時(午後6時以降は予約のみ)。
テイクアウトも行っている(要予約)。
問い合わせは(電話)0268・23・2438(つけば小屋)