【目録を贈呈し、感謝状を受けた竹内さん】
上田市中之条の竹内紀子さんはこのほど、上田市の新本庁舎で使用している「備品」と「100万円」を寄付したことから、市役所で土屋陽一市長に目録を贈呈した。
竹内さんは、明治安田生命の保険外交員で上田市役所との関わりが長く、旧本庁舎が完成する前の現・商工会議所にあった半世紀前の木造庁舎の時から訪れていた。
30年ほど前の旧上田市で永野裕貞市長(在任は1982―1994)の時にも寄付を行い、社協にも複数回寄付を行っている。
前の東京オリンピックの時から勤務し、今回の東京オリンピックの予定年に定年退職は迎えた。
定年退職と新庁舎が完成したこともあって寄付を申し出た。
大会議室の演台一式などの備品になってすでに使用されている。演台は市長記者会見時にも使われている。
30年間、年2回のゴルフコンペを企画していた積み立ても活用して寄付を行った。
100万円は1階ラウンジで市民が使用する備品に使用。
市役所を訪れた竹内さんは「市役所さんには長いことお世話になったので、何か役に立ちたかった。寄付ができたのも皆さんのおかげ。幸せなこと。感謝したい」と語る。
市職員時代から竹内さんを知っている土屋陽一市長は目録の贈呈を受けると、竹内さんに感謝状を贈った。
「多くの職員がお世話になっている。大切に使用したい。竹内さんの気持ちを忘れることなく、業務にまい進したい」と礼を述べた。