【市役所で行った入賞作品発表】
小諸市と市教委は28日、昨年度作品募集した「第27回小諸・藤村文学賞」の”入賞作品発表”を市役所で行った。
小諸市ゆかりの文豪島崎藤村の「生誕120年」となる平成4年に始まった文学賞。
一般、高校、中学の3部門でエッセイを募集している。
◆今回の応募作品数は
一般793編(昨年は759編)
高校528編(昨年975編)
中学578編(昨年653編)
合計1899編(昨年2390編)。
全都道府県から作品が集まり、特に応募が多かった地域は「関東の568編」と「中部の590編」。
海外からは12編、小諸市内からは27編の応募があった。
一般の部の年代別では、20代30代の応募が増加傾向にある。
「新型コロナ」の時世を色濃く反映した作品も多かった。
入賞作品は各部門それぞれ、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、佳作5作品。
予備選考委員が第一次選考、第二次選考を行い、通過作品を4人の本選考委員が選考。
「新型コロナウイルス感染症」の影響で、本選考会は、昨年同様に「ウェブ会議」となり、発表も3人の選考委員は「オンライン参加」となった。
なお、今年度の「28回同文学賞」の作品も募集中。
締め切りは高校中学の部が11月30日、一般の部は来年1月31日。
問い合わせ(電話)0267・22・1700(市教委内事務局)
◆27回受賞者は次の通り(敬称略)。
【一般の部】
▽最優秀賞、菅沼博子(愛知県)「認知症の母が詠んだ俳句」
▽優秀賞1席、中尾則幸(北海道)「爺(ジジ)の宿題」
▽優秀賞2席、堀山有里子(北海道)「羽化」
▽佳作賞5作品
【高校生の部】
▽最優秀賞、岡野屋丈(埼玉県・早稲田大学高等学院)「糸が紡いだ旅立ち」
▽優秀賞1席、出頭あかり(茨城県・清真学園高等学校)「虹色の恋」
▽優秀賞2席、小田栞(東京都・渋谷教育学園幕張高等学校)「転轍助手」
▽佳作5作品
【中学生の部】
▽最優秀賞、山根幸朋(岡山県・倉敷天城中学校)「うどんはぼくの人生だ」
▽優秀賞1席、井波結実(茨城県・常総学院中学校)「俺の手」
▽優秀賞2席、知久はゆき(長野県・山ノ内中学校)「限界集落に思う」