【今年栽培を始めたミニトマトと三井理事長】
上田市中之条の就労支援センター「サディーゴ」はこのほど、レタスやキャベツなど野菜の”苗無料頒布”を中之条集出荷所販売研修センターで行った。
これら野菜の植え付けが終盤を迎える5月下旬頃から順次実施。
苗木販売店の影響を踏まえてこの時期を選んだ。
地元住民らに無償提供するとともに、収穫した野菜の一部をサディーゴに出荷してもらえるように頼んだ。
サディーゴは、2019年設立の一般社団法人。
就労継続支援B型の就労支援センターで、農業を通じた障がい者の自立支援に取り組む。
対象は、発達障がい、知的障がい、精神障がいなどがあり、障がい者手帳や障がい福祉サービス受給者証を持つ18歳以上。
稲作など農作業、農産物などの販売研修、インターネット販売やパソコン解体など室内作業、草取りやゴミ拾いなど地域貢献などを行っている。
今年は、農協から借り受けた設備でミニトマト栽培、休耕地を活用したズッキーニ栽培にも着手。
初めての栽培というが、作物は順調に育っている。
三井隆夫理事長は「活動で、利用者やその家族らが、農業に興味を持つきっかけになれば。地域貢献とともに、障がい者の自立につなげたい」と話していた。
販売研修センターの住所は中之条309。
見学や体験の相談は随時実施。
受付時間は午前10時から午後4時(火、水、祝日定休)。
問い合わせ(電話)0268・75・7254(サディーゴ)。