【ちぎり絵の作品を展示した
大村さん(手前中央)ら】
上田市緑が丘の日本和紙絵画芸術協会員で日本ちぎり絵文化協会師範、大村与紫湖さん(89)が自宅や市内の公民館で開く「ちぎり絵教室生徒」の「作品展」が、同市中丸子の丸子中央病院1階ロビーで開かれている。
「花水木の会」と「さんさん会」のメンバー10人が”ちぎった和紙”で風景や花、動物などを絵画的に表現した作品15点を並べた。
13年前からちぎり絵に取り組む同市芳田の山本一子さんは「ちぎり絵は奥深く、なかなか満足のいく作品はできないが、仕上がった時の喜びは大きい」。同市上田の宮本みき子さんは「先生は優しく、個性を認めてくれるのでどんどん挑戦できます」。
同市塩川の伊藤洋子さんは「制作していると夢中になって時間を忘れます」。
同市芳田の菊池敏子さんは「3年前に入会して世界が広がった。ていねいに教えていただき、長く続けていけそうです」と話していた。
大村さんは「和紙をちぎることで独特の風合いや温かみがうまれる。指先を動かし、頭を使うので心身の健康にいい。皆さんと一緒にちぎり絵を作ることがわたしの元気のもとです」と話す。
26日まで。診療時間内は自由に鑑賞できる。