上田市議会は15日、6月定例会一般質問の2日目を行い、9議員が登壇した。

 

 ◆西沢逸郎議員は、コロナ禍でも危機管理を担当する市の3役、幹部職員のワクチン接種の必要性、ワクチン接種に行くのが困難な人への対応などで質問。

 ◇柳原渉総務部長は「国は7月中の高齢者の接種完了を条件に、自治体独自の優先接種枠の導入を可能とした。

  理事者や市職員幹部への接種は危機管理上、重要な観点。

  まずは、高齢者の接種を確実に実施することを最優先に、国県の施策、ワクチン供給の動向も踏まえながら検討したい」。

 ◇室賀久佳健康こども未来部長は「地域により個別接種会場が少ない、集団接種会場が遠い場合は、市のバスを移動手段にし、個別接種の医療機関では訪問診療で接種する事例もある。接種を希望する全ての人ができるように関係機関と調整して進める」。

 

 

 


 ◆佐藤清正議員は、地域で不足している看護師の実態把握を求め、養成について市の責任などについて質問。
 ◇土屋陽一市長は「看護職員は必要不可欠で、安定確保するための人材育成は重要。看護師を目指す皆さんの思いを具体的に把握し、思いを充足させる施策のため意向調査を実施する。

  地域で従事する看護職員の確保を促進することが市の責務と考えているが、いくつか方法がある。養成機関のあり方、看護職員の育成・確保について今後決定する」。

 


 ◆古市順子議員はコロナ禍の生活支援に関連し、就学援助制度について支給対象者が明確でなく、松本市のように対象になっているかどうか明確に提示することを求めた。

 

 ◇小野沢和也教育次長は「指摘の通り、上田市の表記は分かりづらい面もあるので、具体的な要件を示し、より分かりやすく保護者に伝える」。

 

 
 

 


 ◆飯島伴典議員は、図書館整備のあり方、整備計画について質問。
 ◇小野沢教育次長は「上田図書館は昭和44年度に建設された施設。

  老朽化が進み、バリアフリー化されておらず、狭い施設。

  これからの図書館は利用者の課題解決など、さまざまなニーズに対応する必要があり、生涯学習の場、地域の身近な情報拠点として、暮らしと学びに役立つ図書館を目指す。

  令和3年4月に図書館施設整備計画を策定した。

  上田図書館について、公共施設マネジメント基本方針から60年で建て替えとされる、令和12年を目途に、改築を進めることとしている。

  市の各種計画と整合性を図り、改築の検討を進める」とした。

 

 

 


 ◆齊藤加代美議員は、高校や大学卒業後に地元に戻らない若者が上田に戻りたくなる機運の醸成を求め、産学官連携のキャリア教育について質問。

 ◇大平光博商工観光部長は「キャリア教育は学校で行われているが、学校外で行う産学官連携事業として、小中学生には夏休み親子会社・大学見学会、高校生には地域企業の紹介、オンライン企業博などを開催。

  数値目標は、県が掲げるUターン就職率45%の1割増を基準として取り組む」。

 

 


 ◆井澤毅議員は国の通知を踏まえ、市消防団員の25年そのままで低い団員報酬や出動報酬がないなどの処遇改善、消防団再編の進め方について質問。

  現在の分団再編計画は大きな問題があるとして見直しを求めた。
 ◇堀池正博消防部長は「4月に国から通知が発出され、団員報酬は年額3万6500円を基準額と定められた。

  上田市では団員の年額報酬は1万4200円と規定。

  出動報酬は1日(基本は7時間45分)8000円と通知されているが、市では出動報酬を規定しないので、支給していない。

  報酬等の見直し、出動報酬の支給は、団員確保で有効、出動率の向上を図れる。

  県内他市の状況も参考にし、市消防委員会で審議いただき、令和4年4月の施行を目指し、取り組む」。

  「令和元年度当初に、団員数が2035人になり、定員の9割を割り込んだため、将来のあり方検討委員会を組織して検討。作成した資料は、今後は各方面からの意見を踏まえ、見直しを行い、最新の資料をホームページに掲載し、正確な情報提供を行う。

  分団再編計画案については、今後のあり方を検討する中で、基礎資料として活用されるものと考えており、今後は消防団が自ら検討し、あり方を決定するものと考えている」。


 ◇再編計画の見直しについて、土屋市長は「井澤議員の気持ちは十分理解する。

  地域消防力を維持するため、団員確保に継続して取り組むことが重要。

  再編は期限を設けません。各分団の状況、自治会、OBとも十分に検討いただきたい。定数と実員数に大きな差があり、条例定数の改正は早急に結論を出すよう、検討を進める」。

 

 

 ◆中村悠基議員は今年度から5年間を計画期間とする市スマートシティ化推進計画に位置づける農林業の取り組みについて質問。

 ◆松山賢太郎議員は地元ゆかりのアスリートについて、活動資金などの支援や練習環境の再整備が必要だと質した。

 ◆金沢広美議員は5Gと携帯電話基地局の整備の際に、住民から説明を求める声など問題点があることを指摘し、トラブル回避のため他市の条例など制定事例をあげた。