【対人パスを行う生徒】
【あいさつする水谷キャプテン】
【選考会に参加した中学生】
上田市を活動拠点とする女子実業団バレーボールチーム「ルートインホテルズ Brilliant Aries(ブリリアント・アリーズ)」は12日、東御市の第一体育館でジュニアチームの「選考会」を行った。
上田市、佐久市の女子中学生9人が参加した。
選考会は、同チームがジュニアチーム結成にあたり、初めて行った。
東信地区は県内で唯一、ジュニアチームの育成環境が整備されていないため、正式に名乗りを上げた。
ジュニアチーム保有が「Vリーグのライセンス規定」の一つにもなっていて、競技普及を通じ、地元への社会貢献の役割を果たしていくのもねらい。
この日は、佐久市の浅間中学校、上田市の塩田中学校、丸子北中学校の2、3年生が参加。
前後走や反復横跳びの体力テストや2人1組でのスキルテストを行った後、実戦形式のテストに臨んだ。
生徒は、選手の指導や声援を受けながら、真剣な面持ちで取り組んだ。
「部活以外の練習の場がほしくて参加した」と塩田中バレーボール部の木村埜乃さん(15)。
「レシーブの技を磨き、将来は守備で活躍していける選手に」と話し、部活動と両立して頑張っていきたいという。
チームキャプテンの水谷真友選手(26)は「バレーボールが好き、楽しいと思ってもらえる雰囲気づくりを大切にしている。私たちを知ってもらう機会でもある。地元の中学生と交流を深めていきたい」と話した。
選考会では参加した全員が合格。8月末に岐阜市で行われるVリーグジュニア選手権への出場を決めた。
ジュニアチームは8月末でいったん活動を終了。
秋以降、小学6年生にも選考枠を広げ、改めて選手募集を行っていく。