【宮島さん(左)と黒澤さん】
上田市五加の宮島千草さん(75)が主宰する「千草(せんそう)会」は、13日まで、同市手塚の塩田の里交流館とっこ館で「書展」を開いている。
宮島さんが自宅や塩田公民館、下本郷公民館で開く教室の生徒が日ごろの成果を発表。
「漢字やかな、調和体、太字や細字などバラエティーに富んでおり、楽しんで見ていただける」と来場を呼びかける。
小学生の元気な作品や会員が合作した「小島切」の臨書の屏風貼り交ぜなど力のこもった作品を並べた。
会場の雰囲気に合わせて古流大観流の黒澤ふさ江さんらがいけた生花が彩りを添えている。
宮島さんは試行を重ねて制作したという「一花開天下春」などを展示。
「弟子よりも半歩先に行きたいと精進している。自分でやりたいと心に決めて灯した明かりを消さないよう、弟子たちには、長く続けてほしいと願っています」と話す。
展示時間は午前9時半から午後4時半(最終日午後3時)。