【新作「龍」の作品と政所さん】

 

 

【「たま」(2017年)】

 

 

【「ルリノハナ」(2007年)】

 

 

【LIVEPIANO】

 

 

 

【道具の展示】

 

【制作過程】

 

 

 

【テープカット】

 

 

 「小諸市立小諸高原美術館・白鳥映雪館」=(清水茂夫館長=は、企画展「政所新二 木彫展~美は細部に宿る~」を開催している。

 新作「龍」を含む約30点を展示。

 政所作品の創造美あふれる世界を紹介している。

 7月16日まで。


 小諸市在住の彫刻家・政所新二さん(57)は、建築工房「政所工務店」に在籍しながら、独学で創作活動を続けている。

江戸時代の宮大工「立川流二代目・立川和四郎富昌(たてかわわしろうとみまさ)」の作品に感銘を受けて、創作する作品は、伝統的な造形表現の上に、幾何学な形態と緻密さが加わって、現代的な造形美を生み出している。

 

 本展は5年ぶり2度目の個展となる。


 オープニングセレモニーで、政所さんは妻の和美さんに支えられながら出席。

  「今年に入り体調を崩し、体を支えてもらいながら命がけで作業した。企画展は励みになった」とあいさつ。
 

 第1展示室には、高さ約3mのヒノキ柱4本を組み上げ、柱を繋ぐクスノキの「虹梁(こうりょう)」に降り龍を彫った新作「龍」が鎮座。

伝統的な日本建築の装飾彫刻をはじめ、掛け軸に描かれた蝶や獏が立体的に飛び出してきたかのような木彫に驚く。

 

 第2展示室では、指を動物の形に見立てた作品シリーズなど遊び心にあふれている。


 政所さん作品のほとんどが、一本の木から刻み出したもので、時には「金属を曲げて道具の『のみ』を作り、形に合わせて彫る」という。

作品の制作過程の写真や、政所さんの匠の技を支えるさまざまな形をした「のみ」も展示する。


 上田から夫婦で訪れた80代の男性は「すごい。デザインは斬新でユーモアを含んだ作品、言葉にできない。特に掛け軸の作品は他に見たことがなく感動した」と話した。


 政所さんは「体を悪くしてから、当たり前のことが当たり前でなくなった。内面的なものを表現したくなった。人物を彫りたい」と話していた。