【青木さん(左)と体を動かす遊びを行う親子】

 

【「あそビバ!」の会場】

 

【開会式】

 

 

 子どもにスポーツの楽しさや魅力を伝える「SOMPOボールゲームフェスタ」がこのほど、上田市の上田城跡公園体育館で開かれた。

 主催は「日本トップリーグ連携機構」「上田市」「上田市教育委員会」「上田市体育協会」。


 参加対象は未就学の幼児から小学生で、トップアスリートらから運動や遊び、ボールゲームの指導を受け、体を動かす楽しさを体験することで、スポーツライフを楽しみ、心身共に健康になることが目的。

子どもの体力や運動能力の低下が心配される中で、発達段階に応じた運動プログラムを行っている。

2016年から全国で行い、これまで約150地域で開いている。


 プログラムは午前に低学年までを対象にした「あそビバ!」、午後は高学年を対象にした「キッズチャレンジ」。

「あそビバ!」は親子で運動・遊びを体験して楽しむ内容で「キッズチャレンジ」は4種目をトップアスリートと体験して運動能力を高める。


 会場では「新型コロナ対策」を行い、ボールは消毒したものを使用。

首都圏などからの講師やスタッフは「PCR検査」済み。


 「あそビバ!」の開会式で「日本トップリーグ連携機構」の田口禎則理事が「今日は遊びです。失敗して結構です。

何度もチャレンジして。本来はグループをつくって行うが、感染対策で自粛する。親子ペアでチャレンジしてほしい。

 

 「コロナ禍」で中止する自治体も多い中、感染予防をして開いてもらい、上田市に感謝したい」とあいさつ。

親には子どもが運動を楽しく感じるようにアドバイスすることを求めた。


 「元アーティスティックスイミング日本代表」の青木愛さんがアンバサダーで参加。

指導は元ラグビー選手の向井陽さんと、元バスケットボール選手の三木聖美さん。

向井さんはユーモアあるトークをしながら、準備体操替わりの工夫した遊びを行い、さまざまな体の動きを含んだゲームを行った。


 スタッフで参加した「上田市スポーツ少年団」で指導している橋詰一夫さんは「笑顔で運動できているのが良い。家庭に帰っても話題になり、家族の運動に役立つ。子どものスポーツ離れが進んでいる。小さな頃に体を動かして体幹を鍛えることが、その後のスポーツをすることでも大切になる」と話していた。