【深井さんによる独唱】

 

【未公開日記の展示】

 

 

 上田市真田町長の「らいてうの家」がこのほど、今シーズンをオープンした。

10月25日まで毎週末(土、日、月曜日)に開館する。


 同施設は女性解放運動家の「平塚らいてう(1886~1971年)」の志を現代に生かそうと2006年5月に建設されたもの。

以来毎年、特別展示のほか、講座やイベントなどを開催している。


 今年は没後50年記念企画として、らいてうの戦後の歩みや東京オリ・パラ組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言への抗議を踏まえた「だまらない女」の歴史をパネルで紹介し、未公開の日記の一部も展示している。


 このうち日記は1948年8月~1950年に書かれたもの。

らいてうらが発表した「単独講和」と「日米安保条約」に反対する「非武装国日本女性の講話問題についての要望事項」声明の希望事項の草案が記されている。


 4月24日はオープン記念イベントとして女性史研究者でらいてうの家館長の米田佐代子さん(東京都)が来館する予定だったが、東京に「新型コロナ」による緊急事態宣言が発出されたため、来館を断念。

声楽家の深井佐代子さん(東御市)による独唱は、予定通り行われた。


 開館時間は午前10時~午後4時(7月17日~8月30日は5時)。

 

 団体で来館する時は事前予約が必要。

 問い合わせ(電話)0268・74・1385