【地元の子どもたちが参加した

フジバカマの植栽】

 

 

【アサギマダラ(昨年、小諸市糠地で撮影)】

 

 

 

 

 上田市の「長島自治会」は今年、地元の「玄蕃山公園」に長距離を移動するチョウ「アサギマダラ」を呼ぶプロジェクトを立ち上げた。

 このほど、このチョウが好む多年生植物「フジバカマ」を園内に植栽した。

 

 

 公園は「上信越道上田菅平インターチェンジ」の東側高台に位置し、眺めの良いスポットとして知られる。

アサギマダラはアサギ色の羽が美しい大型のチョウで、人を恐れず優雅に羽ばたくため人気が高い。

渡り鳥のように長距離を移動する習性があり、各地のフジバカマ植栽地などで羽を休める。


 プロジェクト始動のきっかけは、公園近くに住む家族の庭にアサギマダラが飛来したこと。

今年に入りフジバカマを植えチョウを呼ぶ自治会活動に発展した。

「玄蕃山に来ればアサギマダラが見られる」という地域の新たな魅力につなげたい考え。

 

 植栽場所は、園内慰霊碑南側の斜面で3月に整備した。

苗は、すでにアサギマダラの飛来地となっている小諸市糠地(ぬかち)の「フジバカマ畑」や、自治会員の協力で170株を用意した。


 植栽には小中学生や保護者、自治会役員ら約60人が参加。新型コロナウイルス感染症の影響で多くの行事が中止となっていることもあり、思い出作りの機会にしようと、地元の小中学生に参加を呼び掛けた。


 小林則男自治会長は「子どもに夢や希望を与え、健やかな成長を支援するための取り組み。チョウを見た感動を人生に生かしてもらえば」。

 

 参加した神科小6年の新井友望さんは「植栽は初めてで少し緊張したけど上手くできた。チョウが来るのが楽しみ」と話していた。