【左から花岡市長と盛岡理事長】
東御市は22日、佐久大学を運営する「学校法人佐久学園」=盛岡正博理事長=と「包括協定」を結んだ。
健康、福祉、医療に関する相互の連携と協力を促進するもの。
同学園の市町との包括協定は、佐久市や小諸市などに続いて5例目。
調印式に臨んだ盛岡理事長は「本当の豊かさとは何かを考える時代。未来に向かう協定を結ぶ中で、価値観をぶつけ合いながら、未来を一緒に考えていきたい」と語った。
盛岡理事長や、同学園の堀内ふき学長らと花岡市長は、2013年設立の「(一財)浅間山麓スポーツ医学研究所(小諸市)などを通じて、交流があった。
今回は、市の持続的な取り組みにつなげようと、正式に枠組みを整えたもの。
◆連携協力事項の具体的内容は
▽看護師、保健師、助産師を養成する看護学部と、社会福祉士、精神保健福祉士を養成する人間福祉学部から、市民病院や助産所とうみへの実習生受け入れ。
▽市民と学生、教員との人的交流の活性化。
▽健康づくりのモデル教育の実践と地域への還元。
▽地域振興と、災害など有事の支援。
▽高地トレーニングにおける(公財)身体教育医学研究所(岡田真平所長)との共同研究体制の構築。
同協定の有効期間は3年間で、その後は更新制。