【神倉社長(左)と中村学長(右)】
公立大学法人長野大学(中村英三学長)はこのほど、長野銀行の「ながぎん地域応援私募債」を利用した寄付金を受納した。このほど、同大学で贈呈式を開いた。
同私募債は、発行企業による引受手数料の割引分を、希望する学校や団体等に金品として寄付するもの。
松本市のギョーザ製造販売「㈱信栄食品」=神倉藤男社長=は「同銀行芳川支店」=本道文彦支店長=から、運転資金として8000万円を調達。
学生の教育研究活動や地域貢献活動等にあてる、同大学の未来創造基金に10万円を寄付した。
同社の神倉社長は「昨年1年間、森ゼミの皆さんと取り組み、企業として大きく成長できた。今年度も継続的な開発で、色々な提案をしていただけることになっている。学生の皆さんやゼミがうまく活動できるよう、企業として努めていきたい」とあいさつ。
企業情報学部の森俊也教授は「大学として応援していくことができる、学生の教育研究へご支援を頂いた」。中村学長は「今年度も森ゼミで、継続して一緒にやっていきたい。寄付は大切に使わせていただく」と話し、謝辞を述べた。
森教授のゼミには2年生から4年生47人が所属。
昨年、同社と「企業イノベーションプロジェクト」と題した研究でコラボレーションした。
ゼミ生は、学生ならでは視点を生かし「フリーズドライ」の新商品の提案や、健康をコンセプトにした商品「マッスルギョーザゆず」の企画立案に携わった。