【油彩画「祭りの日」などを展示する

石黒さん(右)と岡田浩子さん】

 

 

 上田市上田の石黒嘉子さん(87)と長女の岡田浩子さん(60)=安曇野市=、孫の岡田原さん(27)=川崎市=は22日から25日まで上田市天神3、サントミューゼの多目的ルームで「Family展」を開く。

 ”親子3世代”のそれぞれが制作した油彩画や織、写真など約100点を並べる計画だ。


 石黒さんが今年”米寿”を迎えるのを記念して浩子さんらが企画。

半世紀余に渡って油彩画に取り組んできた石黒さんは「描くことを目的に頑張って生きてきた。家族や先生、仲間の皆さんに支えられて元気に続けてこられました」と感謝する。


 石黒さんは子育てが一段落した30代後半で油彩画を始めた。

「木の会」や「米津会」に所属し「東信美術展」や「県展」などにも毎年、挑戦している。


 今展では屋台でスーパーボールすくいを楽しむ子どもたちを描き「上小美術展(現・東信美術展)」で奨励賞を受賞した「祭りの日」(50号)などを展示する。


 「気が済むまで手を入れたい性分」で2、3年前までは自宅2階のアトリエで真夜中まで制作に熱中することもあったという。「絵は奥深い。何年やっていても満足いくものはできません」と制作意欲は旺盛だ。


 浩子さんは昨年春に仕事を退いてから本格的に始めた織のマットやマフラー、バッグなどを発表。原さんは南米ボリビアのウユニ塩湖などの写真を展示する。


 入場無料。

 展示時間は午前9時から午後5時(最終日午後4時)。