【入学許可を受けた新入生】

 

 

【新入生代表の鈴木光太朗さん】

 

 小諸市の「小諸看護専門学校」=坂口宇多彦校長=は10日、第19期生の「入学式」をベルウィンこもろで開いた。

 「新型コロナ感染症」に配慮し、時間や参加者を制限して行った。


 今年の新入生は39人。小諸市が6人、佐久市が7人、上田市が10人、長野市3人などで県外1人。


 入学許可を行った坂口校長は「昨年から新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今までとは異なった環境に置かれている。私たちを取り巻く環境は大きく変わっている。医療現場でも日進月歩で進化している。古い慣習や考えに縛られず、しなやかに変化に順応して行く必要がある。新型コロナの影響では今までの活動が限定され、行動範囲が狭くなっている。自分の幅を広げるため、日々の生活の一つ一つを大切に、より積極的に行動してほしい」と式辞を述べた。


 上級生祝いの言葉で3年生の滝原向日葵さんが、地域との交流、現場での患者との実習体験から「看護の看とは、手と目、手で触れ、目で見て、患者さまの状態を知ることが大切だと学んだ。これから学ぶ中で難しいと感じたり、悩むこともあると思いますが、仲間や上級生、先生に相談してほしい。共にがんば頑張りましょう」と歓迎した。


 新入生代表で鈴木光太朗さんは「看護師を目指す契機は、祖母が転倒して歩くことができなくなり、痛みを訴えても見守ることしかできなかった。何もできず悔しかった。慣れない生活に戸惑うこともあるが、どんな困難にも立ち向かいます。仲間と助け合い、切磋琢磨しながら夢に向かって成長したい」と抱負を語った。