【ストラップを手にした井出さん】

 

 

 東御市下之城の井出やす子さん(71)は、東京五輪、パラリンピックへ向け、金メダルストラップを自作して販売する。

   「売上金の一部を市に寄付したい」と活動を続ける。


 病気を患い、約5年前に視力を失ったため、家族や仲間の協力を得て制作する。

 

 メダル部分には缶バッチを使用していて、井出さんは、五輪カラーの5色の飾り紐や吊り下げ用の皮ひも、安全ピンの留め金をつけて仕上げている。

 メダル表面には「東御を『とうみ』と読めない人に知ってほしい」と、「TOMI」の文字を入れたシールに張り、市の認知度向上に一役買うデザインにした。


 1個を仕上げるのに「約20」。自宅で、手先の感覚を頼りに手作りしている。


 ストラップに込めた思いは「オリンピックの成功」と井出さん。

「湯の丸に高トレが出来たことで『世界の東御』になった。東京オリパラ成功と、湯の丸で練習するアスリートの活躍を期待しています」と笑顔を見せる。


 金メダルストラップは、昨年10月、湯の丸の特設プール視察に訪れた「日本身体障がい者水泳連盟」の河合純一会長にプレゼント。

視覚障がいを持つ、元アスリートの河合さんは、同じように視覚障がいを持つ井出さんが制作したストラップに「驚いていた」といい「活動を知って喜んでくれた」と振り返る。


 現在、社会福祉法人みまき福祉会職員の協力で「温泉アクティブセンター」内で販売。

このほか、市内温泉施設、同市島川原の「食事処鹿曲」、同市常田の「かねこ接骨院」でも販売。

1個200円。「売上金の半額を市に寄付したい」と話す。