【道の駅雷電くるみの里からあげた「のろし」】
【北御牧方面の外山城跡の「のろし」】
【火入れ式 】
【中央公園であげられた5発の花火】
【祢津方面の城山の「のろし」】
東御市地域づくり協議会連絡会は20日、新型コロナの早期収束と医療従事者への感謝、地域に元気を取り戻したい―との気持ちを込め、市内5地区で「のろし交信」を行った。
このうち滋野地区は「しげの里づくりの会」=阿部欣史会長=の役員約20人が、道の駅雷電くるみの里に集まった。
午前11時の開始を前に、阿部会長(78)が「地域の仲間の結束を表したい」などとあいさつ。役員らが見守る中、ドラム缶に点火する火入れ式が行われた。
その後、同市中央公園からの5地区を象徴する花火5発を合図に、地区内の伊勢社から集めた杉の生葉をドラム缶に投入。白い煙が瞬く間に立ち昇った。
のろしは南東向きの強風にあおられたものの、途切れることなく約15分間ほど上げられた。
見晴らしの良い標高690mの高台からは、北御牧方面の外山城跡、祢津方面の城山ののろしが見え、和方面の児玉山山頂、田中方面の中央公園ののろしは、遠方にわずかに確認することができた。
阿部会長は「天気に恵まれた。風にあおられて横になびいてしまったが5地区の煙は確認できた。成功できたのは1人ひとりの団結心の表れで、初期の目的が達成できてうれしく思う」などと話していた。