【「猛暑でダウン」(左上)などを展示した
酒井さん】
【「雲上の楽園(ブロッケン現象)」】
東御市田中の酒井医院長、酒井康弘さん(76)は近くの八十二銀行田中支店ロビーで「写真展」を開いている。
「非日常の世界」をテーマに昨年、東北信地域で撮影した風景や花、チョウなど12点を31日まで展示している。
太陽の光が雲海を虹色に輝かせる「雲上の楽園(ブロッケン現象)」(美ヶ原高原)や渡りで知られるアサギマダラが舞う「旅立ちの時」(軽井沢町)など、詩情豊かな作品が並ぶ。
「猛暑でダウン」(美ヶ原高原)はテレビ塔を背景に、放牧された複数の牛が横たわるどこかユーモラスな風景。
「朝の祈り」(東御市八重原)は開き始めたしだれ桜と朝日を撮影し「コロナ禍が早く収束し、明るい日常が戻るよう願いを込めた」という。
酒井さんは毎朝の散歩で体力維持に努める。「写真を撮るためなら、酒量を減らして生活を律するのも苦ではない」と話す。
平日の午前9時から午後3時までの営業時間内に鑑賞できる。