【右が白倉さん】

 

 

 

 

 東御市北御牧地区の絵画愛好者11人で構成する「みまき絵画会」(白倉仁志会長)は、同市八重原の梅野記念絵画館・ふれあい館で、「みまき絵画会展」を開催している。28日まで。


 21回目となる同展では、油彩画や水彩画、色鉛筆画など計56作品を今期の活動成果として展示。

「コロナ禍」で集まることが難しかったことから、自宅で制作した作品も多く、静物画や人物画などの秀作が並んだ。


 また、同会初代講師で、2011年に亡くなった彫刻家、船山滋生さんの遺作3点を展示。鉛筆画に淡く着色した千曲川の冬景や、横浜の港を描いた水彩画も観覧できる。


 「描くことが自分の生きている証し」と話し、20年近く絵画制作を続ける白倉会長(67)。「老いる」「書くぞ」の2作は、高齢者福祉施設入所者をデッサンして仕上げた。有り様を鋭くとらえた特徴的な作品となった。


 同会は、北御牧村時代の2001年、当時の生涯学習絵画教室有志らが参加して結成。

八重原工人社メンバーの松本冬美さん(下八重原)が講師を務める。

「個性を大事にする」指導方針。「感じたもの、描きたいものを、素材を選ばず自分なりの表現で」描くことを旨とし、新規愛好者も受け入れている。

 

 ◆出展者は次の通り(敬称略)。
 松本冬美、上原憲二、柄澤志津子、小出春吉、小山久美子、吉沢健二、後藤通子、土屋治子、東理羽子、白倉仁志、細ヶ谷とし子


 午前9時30分から午後5時(最終日は午後3時半まで)。

 月曜休館。

 無料。

 問い合わせ(電話)0268・61・6161(同館)