【目録を手渡す宮下社長(中央)】

 

 上田市上塩尻の宮下硝子店(宮下進一社長)はこのほど、10万円の寄付を上田市に行った。

 上田市役所で土屋市長に目録を手渡した。

 寄付は、八十二銀行の「地方創生・SDGs応援私募債」の「別所線応援プロジェクト」に寄付する「私募債」を発行したことから。


 私募債での寄付は、銀行側が引受手数料を割り引いた分を、これまで学校などに物品で寄付するケースが多かった。

 しかし、今回の私募債は、別所線の完全復興への取り組みを応援するため、上田市に金銭を寄付するもの。

 寄付額のもとになる割引額は、発行金額の0・2%のため、私募債発行額で寄付金も変わる。


 市役所には宮下社長、手続きを行った八十二銀行上田支店の小山智支店長らが訪れた。

 

 宮下社長は「別所線の赤い鉄橋は上田市のシンボル。全線開通日の3月28日が私の誕生日だったことも縁。少しでもお手伝いしたい」と話す。


 土屋市長は「新本庁舎のガラス施工」に、宮下硝子店が携わっていることにも礼を述べながら「多くの皆さんに支援をいただき、全線開通を迎える。大切に活用したい」と語った。