【ガイドブック贈呈の出席者】

 

【完成したガイドブック】

 

 

 長野市の「長野県立大学グローバル教養ゼミ」は、今年度「木曽義仲」と「巴御前」の歴史を踏まえ”丸子地域の魅力”を生かしながら行う学習に取り組んだ。

 このほど、「丸子地域オリジナルガイドブック―秋―」が完成し、関係者が上田市丸子地域自治センターを訪れ、200部を贈呈した。

 

 ガイドブックを作成したのは、グローバルマネジメント学部の二本松泰子准教授が担当するゼミ。

 

 編著は、3年生の小池智尋さん、北條真愛さん、松田絢子さんの3人。

 

 「丸子地域自治センター」と「木曽義仲信州丸子会」=小林秀男会長=が監修。

「新型コロナ」の影響で、学生が丸子地域を訪れて調査研究ができたのはわずか2回と限られていたが「オンラインの会議・ワークショップ」など、インターネットを活用した。


 ガイドブックには、木曽義仲と巴御前のオリジナルキャラクターを作成して活用。

木曽義仲館跡、岩谷堂観音、信州国際音楽村、魚久本店、鹿教湯温泉、五台橋・文殊堂など、マップをつけて紹介。

観光ツアー例として、具体的な1泊2日のプランも掲載。

全体的にすっきりとした構成でまとめている。

 

 贈呈には、小池さんと北條さんの学生2人と二本松准教授が訪れ、丸子地域自治センターへ150部、木曽義仲信州丸子会へ50部を手渡した。

 

 小池さんは「昔の偉人の肖像は固いイメージがあるが、あえてアニメチックにし、多くの皆さんに義仲と巴御前を知ってもらいたいと思い、イラストを描いた」。

 北條さんは「ツアープランで、1泊2日に力を入れて書いた。宿泊による滞在時間が長くなり、巡ってもらうことで丸子を楽しんでもらいたい」と話した。

 


 小林会長は「若い皆さんの目線で、義仲を取り上げてもらい、うれしく思っている。見やすいし、簡潔にまとめてもらった」。

 

 竹花国雄センター長は「地元の魅力を地元の人はなかなか発見しづらい。ありがたい。秋バージョンなので、今後も引き続き関わってもらいたい」と礼を述べて、今年秋に予定している4年に1度の武者行列の参画も要請した。