【小山さんの「First star」(右)など】
【戸谷さんの「双影景(ミニマルバロックⅣ)」】
【辰野さんの「UNTITLED91-31」(右)など】
【母袋さんの「M436TA・TARO2」
(壁面下)など】
長野県内で活動する学芸員が共同企画し、現代美術作家を紹介する「シンビズム4―信州ミュージアム・ネットワークが選んだ作家たち」展は上田市天神3の市立美術館で開いている。14日まで。
県ゆかりの作家4人の絵画や彫刻などを一堂に並べた。
プロムナードや屋外にも作品を展示するなど楽しい仕掛けが工夫されている。
同館は「表現法やテーマ、手法などが異なり、それぞれの独自性が際だつ。じっくり鑑賞しぜいたくなひと時を過ごしていただきたい」と呼びかける。
小山利枝子さん(1955年、長野市生まれ)は、今年制作したアクリル画「First star」=228×437㎝=などいずれも花をモチーフにした作品。
長野市から訪れた江村洋子さんは「(小山さんは)常に新しいチャレンジをしており、作品からパワーをもらえる」と話していた。
戸谷成雄さん(1947年、小川村生まれ)は、木で作った高さ2mほどの構造物が部屋いっぱいに林立する「双影景(ミニマルバロックⅣ)」など。
母袋俊也さん(1954年、上田市生まれ)は、上田地域の人に親しまれる太郎山をモチーフにした絵画「M436TA・TARO2」=200×500㎝)や「ヤコブの梯子・枠窓3」など。
辰野登恵子さん(1950~2014年・岡谷市出身)は油彩「UNTITLED91―31」=166×198・3㎝=など。
開館時間は午前9時から午後5時。
火曜日休館。
入館料一般500円、高校生以下無料。
問い合わせ(電話)0268・27・2300(市立美術館)