【立候補を表明した羽田氏】

 

 

 参院県区補欠選挙(欠員1)で、立憲民主党新人の羽田次郎氏(51)は25日、立候補を正式表明した。

 補選は4月8日告示、25日投開票。


 羽田氏は、故羽田孜元首相の次男で東京都出身。

 孜元首相の秘書などを務め、現在は会社代表取締役。

 2017年の衆院選では比例東京ブロックに希望の党から立候補したが落選した。 


 党本部が24日付で公認を決定。

 これを受け25日、羽田氏は長野市内で記者会見を開き、考えや決意を述べた。
 

 昨年末に急逝した、兄の雄一郎氏の遺志について「これから野党を結集し、市民と手を取り合い、国政を国民のもとに取り戻し、市民目線の政治を進めていた」とし「兄の無念を、一番理解しているのは私」と述べた。


 国政では、第一に新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息に取り組むとし、検査や医療体制の充実、地域ごとのきめ細やかな経済対策を掲げた。

 また、地域分権の推進や、政権交代可能な緊張感のある2大政党をつくるとした。

 

 会見には、総合選対本部長の役職を受ける杉尾秀哉参院議員ら立憲民主党国会議員、千曲会の若林邦彦会長、次郎氏後援会の神津雄平会長らが出席した。