【桑田さんによるトレーニング】
【貸し出しするトレーニングマシン「ザ・リアクション」。反射神経を向上させる】
(一財)上田市体育協会は22日、国民スポーツ大会(国スポ)に向けて競技力向上を図る「うえだバレーボール協会」が上田市立丸子北小学校体育館で行った練習を公開した。
同市体育協会では、長野県で令和10年に開催を予定している第82回国民スポーツ大会に向け、ジュニア選手の育成と競技人口拡大のため、トレーナーの派遣などの活動を行う。
この日は午後7時から始まった練習に、市内の6つの中学校から生徒11人が集まった。
練習では、菅平高原でトレーニングジムを営む桑田雅之さんが講師となり、体幹を鍛えて運動能力をあげるトレーニングからスタート。
通常より重い練習用ボール「メディシンボール」を用いて、ボールを受ける基本的な姿勢やジャンプ力を上げる方法なども学んだ。
塩田中学校でバレーボール部に所属する2年生の中村茉由子さんは、友人の三上蘭さんと参加。
今回「自主練習する機会がないので参加した。うまくなってレギュラーになりたい」「全中(全国中学校バレーボール大会)に出場できるよう頑張りたい」と力を込めた。
うえだバレーボール協会では、昨年春に練習を開始。
コロナ禍で断続的に休止しながら、練習を継続してきた。
強化練習を希望する中学生約20人が参加していて、来月8日まで行われる。
体育協会では、国スポが開催される39競技中、加盟する24団体、地区3団体のうち、バレーボール、ソフトテニス、テニス、柔道、陸上競技の各協会を重点強化指定団体に選定。
講師派遣のほか、トレーニングマシンなどの貸し出しを通じ、ジュニア選手の競技力向上を支援していく。