【つるし雛を飾り付けた上田東ロータリークラブの会員ら】

 

 

 

 

 上田東ロータリークラブ(田村吉宏会長)はこのほど、上田電鉄別所線上田駅待合室などに子どもの健やかな成長を願う縁起物の「つるし雛」を飾り付けた。


 別所温泉つるし飾りの会(庄村啓子代表)から借り受けたつるし雛は、会員が古い着物地などで椿や七宝まり、亀などを形作った華やかな飾り。

 

 別所線が3月28日に全線開通することを祝って、笑い文字普及協会上級講師の平田真紀さん(上田市)が書いた「全線開通おめでとう」の色紙も展示した。


 同クラブは2019年の台風19号災害で別所線の鉄橋の一部が崩落して以降、代行バスの発着を待合室で確認できるモニターを設置したり、クリスマスやハロウィン、七夕など季節ごとに待合室を飾ってきた。


 田守正彦ロータリー財団補助金事業実行委員長(60)は「全線が開通した後も別所線の応援を続け、塩田平の日本遺産認定も追い風に地域全体を盛り上げていきたい」。


 上田電鉄(株)の山本修社長は「いろいろな形で多くの皆さんに支えられ感謝でいっぱい。安心、安全な運行に努め健全経営をすることが責務。乗って喜んでもらえる別所線にしたい」と話した。