【平井寺トンネル】

 

 

 上田市は19日開会予定の3月市議会定例会に提案する令和3年度当初予算案などを12日に発表した。

 一般会計予算案は総額693億5600万円。

 これまでで最高額だった前年度に比べ8%減、60億4300万円減で、過去4番目の規模。

 

 土屋陽一市長は予算発表の前に、これから年度末の会合などで新型コロナ感染予防の徹底を呼びかけた。 

 一般会計について「第二次上田市総合計画・後期まちづくり計画の初年度で、計画に掲げる将来都市像を具体化する施策展開を念頭に置いた予算編成。感染症拡大の防止、『新たな日常』の実現を目指した取り組み、災害への備えに取り組み、3つの重点分野に財源を優先配分する」と語った。
 

 ◆3分野で主なものは次の通り。
 【感染拡大防止・5億1131万円余】

 ▽新型コロナのワクチン接種事業(今年度の補正予算)

 ▽看護師養成機関・確保策調査事業 上田地域での看護師確保策を検討するための調査に220万円

 

 

 【市民生活・雇用などを守る取り組みと「新しい生活様式」への対応・66億9499万円余】

 ▽スマートシティ化推進事業 実証実験や専門人材派遣など1150万円

 ▽公立保育園一斉メール配信事業 保護者への情報伝達体制の構築に104万円余

 ▽テレワーク拠点整備事業 上田市技術研修センターをテレワーク拠点とする整備に1088万円余
 

 【災害復旧・復興、災害に強いまちづくり、環境保全・132億6382万円余】

 ▽市庁舎改修・改築事業 本庁舎改築に竣工式典なども含めて2億944万円余、旧庁舎解体跡地整備に3億5880万円、南庁舎改修に4億7898万円

 ▽緊急しゅんせつ推進事業 河川の氾濫などを防ぐため堆積土砂の撤去に1500万円(河川は前川、熊倉沢川)

 ▽道の駅整備事業 国道254号線沿いで平井寺トンネルから鹿教湯の間に、地域要望もある「道の駅の設置検討」に向けての調査委託に500万円

 ▽第五中学校改築事業 現地建て替えで改築の基本設計、実施設計委託料などに3320万円