【小諸高校吹奏楽部】

 

 小諸高校吹奏楽部は、今年度の第46回長野県アンサンブルコンテスト高校部門第19回管楽器個人・重奏コンテスト高校部門長野県大会に5チームが出場し、全チーム金賞となった。

 両大会で上部大会に進出する。


 アンサンブルコンテストでは、トランペット五重奏が1位、金管八重奏が2位、管弦八重賞と管打八重賞が同点4位となり、トランペットが今月開催される東海大会に進出。

新型コロナウイルス感染症の影響で同大会進出は各校1チームに絞られたが、出場基準は県上位4チームとなっており、全チーム東海圏内だった。


 トランペットチームは、全員音楽科生徒。現在も、テンポの調整など演奏に磨きをかけており、全国進出を目標に励んでいる。

 

 2年生でリーダーの今井明子さん(小諸市)は「心を一つにして練習してきた。 県の代表として、進めなかった人の分まで頑張りたい」。

 

 共に2年生で、部長の小瀬木世那さん(上田市)と副部長の篠原功介さん(佐久穂町)は金管チームに所属。前回までの基準であれば東海に進出していた。

「上部大会では、小諸のサウンドをいろいろな人に届けてほしい。最善を尽くしてもらえるように、部全体で協力する」と話した。

 

 管楽器・重奏コンテストでは打楽器八重奏が金賞3位で、3月に開催される中部日本大会に出場を決めた。

メンバーのうち3人は打楽器初心者だったが、一丸となって練習し、チーム全体のレベルアップに成功した。

 

 井川ののさん(2年)=野沢温泉村出身=は「一人ひとりの頑張り、思いの強さが、この結果につながったと思う」、リーダーの石井茉依奈さん(2年)=軽井沢町=は「結果も大切だが、それよりも大会までの道のりを重視し、良い演奏にしたい」と話した。

 

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 現在の吹奏楽部は1、2年生39人で、部員数は近年では最も少ない。

コロナの影響で練習に支障が出たり、審査が録音に変更されたりと異例の状況が続いているが、顧問の高砂佑介教諭のもと活動に励んでいる。

 

今回初めて、県大会直前の全チームの演奏を東御市文化会館の協力で撮影。

今月上旬にはYouTubeで公式配信される。