【カレーライスの盛りつけなどの準備】

       

 

 

 

【家族の人数分も受け渡し】 

 

 

 上田市社会福祉協議会(宮之上孝司会長)とまるこ福祉会(栁澤正敏理事長)は16日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ドライブスルー方式で初の「うえだこども食堂」を上田市ふれあい福祉センター駐車場で行った。


 コロナ禍の自粛などで生活に困窮している人、外国籍家庭や子どもに食事を提供して支援しようと、新たに「うえだこども食堂」を立ち上げた。

 

 初回はカレーライスと豚汁などで、朝から上田市社協とまるこ福祉会の関係者約30人が向かい入れなどで準備。

 駐車場に大鍋を設置し、カレーなどをテークアウト用の容器に盛りつけた。

 

 使用した米はまるこ福祉会の利用者(障がい者)が収穫したもので、前日から野菜のカットなどを行って、職員や障がい者が取り組んだ。

 食べ物と同時に、参加飲食店での利用で割引になる「ハッピーチケット補助券」なども配布。

 

 オープニングのあいさつで、まるこ福祉会(上田市長瀬)の栁澤理事長は「こども食堂をここで行うことが願望だった。平成30年8月からこども食堂をまるこ福祉会でこれまで28回開き、大勢に食事をしていただくことができた。上田市の中心部で開きたいと考えていた。上田市社会福祉協議会とドライブスルーで行うことができた。子どもたちの未来に夢を与えたい。継続して行いたい」。

 

 宮之上会長は「朝早くから準備していただいた。まるこ福祉会と共通することは、困っている人がいたら、目の前のニーズに対応する、支え合い、助け合いを行う。今日も一日いい日だったという日が続くことを願っている」とそれぞれあいさつ。来賓で土屋陽一市長も訪れた。

 
 開始時間になると、車で訪れる家族や、偶然に社協を訪れて利用する人もあり、家族の人数分手渡されると「こんなにいいの。ありがとう」と喜んでいた。