人材と人財の違い | キャプテン 出口

キャプテン 出口

人はどうしたら動く、会社はどうしたらまとまる?
私、出口晃司が小・中・高と没頭した野球部の経験をもとに人の育成、組織マネジメント関する秘訣を、キャプテンという立場になって教えます。

今、人材育成を課題としている企業も多く社会問題となっています。


そんな中、じんざいを「人材」と表現する会社と「人財」と「表現」する会


社があります。


ネットで調べると「人材」とは才能があり、役に立つ人。有能な人物と


出てきます。


一般的には「人材」と表記するのが正解でしょう。


でも私は名刺にはあえて、「人財育成」と謳っています。



これは私なりの定義ですが、人材と人財の違いを次の様に考えてい


ます。



人材・・・材料。代替がきく。


人財・・・財(たから)。代替がきかない。



例えば、ダイヤモンド宝石ブルー。大粒のダイヤモンドは宝飾品として重宝され


高い値段がつく。


一方、研磨剤として利用されるダイヤモンドはその1粒1粒の大きさや


品質に特出したものはなく、その採掘量は多い。その硬いという性質


から研磨剤に回され使い減って来ればやがて新しいものに取り替えら


れる。



人は財(たから)である。いわばダイヤモンドと同じで代替がきかない。


これからはその人財というダイヤモンドにさらに磨きをかけていく。




上記の文章は昨年、私が介護の会社にお経営・マネジメントに携わっ


た時に社員研修時、使用したものです。


既存の社員がいかに会社にとって必要かということを伝えたことで離


職率がぐっと減りました。



我々の社会は物ではなく、人でなりたっています。その人を材料扱い


したのでは、人は育ちません。人だからこそ財として磨きをかけること


が、私の考える人財育成です。