地固め療法  五回目が終わると、ばばは敗血症性ショックになってしまった。

 予兆はあった。元気なくて機嫌も落ち込んでて。

 白血球下がってアイソレーション部屋にいたまま一気に重症

 『血圧測れなくて、頭もボーっとしてるので、今話しても覚えてないと思いますけど…』

説明されたのが、最初にこれだった…

と、言うか、状況は一目瞭然
HRは130代
血圧上げようと、心臓がんばりまくって、それでいて末梢に行き渡らなくて手足が氷のように冷たく、湿ってる

経験上、マズイ状態だってわかる

呼吸が苦しくて寝ていられなくてすわったまま

バルンからはおしっこ全然出てない

『朝からおしっこ出てないの…』
息も絶え絶えに一生懸命教えようとするけど、見てるだけでかわいそう

妹も呼び出して、不安なばばを支えようと話し合った