平成20年9月30日(火)



いつもブログを見て頂いている皆様。

本当にありがとうございます。



今日は着物業界について少し書こうと思います。

呉服店はバブルの頃、いや、それ以前には日本全国には実は店舗を構えている小売店だけで約4万~4万5千件の小売店が存在し


件数は実は以外に多かったのです。


これに個人で商売をされている業者も含めるとその数は5万件はゆうに越えていると言われていました。

しかし、バブルの崩壊と折からの不況がこの業界を直撃し、10年程前には約3万件、そして現在は2万2000~2万3000件程度にまで落ち込んでいます。


又最近では、年間に2000~3000件の呉服店がなくなっているというデータもあります。


いかなる経営コンサルタントもこの状態を改善できず、どんなに素晴らしい才能を持った人材があたっても、根本的な解決策を提示することができないのがこの業界でした。

業界全体の売上高も、昔は1兆円産業などと揶揄されており


末端まで入れると1兆3000億円市場とも1兆4000億円市場とも言われていましたが


最近では約7000億円程度にまで落ち込んでいます。


規模的には約半分になりました。

そして、この状態は、あと10~15年も経てば、更に落ち込むと言われています。


着物の良さを知っていた55~70歳、若しくはそれ以上の世代の人間がいなくなるためです。

従って、後継者がいない会社、資産(含み資産)の余りない会社、只でさえ経営の苦しい会社は、10~15年後には、ほとんど全てが姿を消しているでしょう。

日本全国のあらゆる地域において、殆ど全ての都市で


今現在の小売店数の約半数(おおよそ全国で総数が1万件程度)


売上高も現在の約半分(業界の年商が約3500億円程度)にまで落ち込んでいく可能性が非常に高いです。


現在はデフレの時代です。物が安くなければ売れない時代です。

それは、マクドナルドがハンバーガーを低価格で販売せざるを得ない現状を見れば一目瞭然です。


当然、きものは非日用品ですから、いらない人にはいらないですよね。


価格も、他の電化製品などと同じで、下がるのが当たり前ですよね・・・。


昔のように、高額できものを購入する人も、ほとんどいなくなりました。


その上現在では着物を着る習慣すら、どんどんなくなっていますよね。


色々なコンサルタントさんの話も聞きましたが、だいたいの方が、どうやって着物を買ってもらうか


という話が多かったです。


いわば販売中心のコンサルですね。


しかし女性のほとんどは着物を持っていて、アンケートでも


『着物を着ますか?』は10%あるかないか


『着物は好きですか?』は80%弱なんです。


これは時代の流れだけではなく呉服店にもやはり責任があると思います。


次々販売、押し売り、囲み販売、どんどんと日本の伝統が崩れていっている様な気がします。


私もそれが嫌で一度、呉服屋をやめましたが、


やっぱり着物が好きなのでもう一度新事業で頑張ってみようと思います。


着物を着る楽しさを中心にほんとに少しずつですが、このアドバイザー派遣で伝えていきます。