呪文のような言葉を書き換えて快適に過ごしませんか

 

というのが今回のストレスマネジメントの提案になります。

毎年、春以降になると

「暑さに注意しましょう」

とい意味で発っせられるこれらの言葉。

 

“暑さに身体がなれていない”

 

“身体が暑さになれていない”

 

“まだ暑さに身体がなれていない”

 

何か月も聞くような気がしますが一体いつになったら暑さになれるのかな、秋ころでしょうか。

 

何度も耳にしていると、

「あなたは暑さに暑さに身体が身体がなれてないなれてない」

って、催眠術か洗脳みたいに聞こませんか?

 

 

そもそも身体は体温を上げるよりも下げることの方が難しくできている

 

運動すれば瞬時に体温はあがりますが、反対に熱くなった身体を冷やすために汗が出るのには時間差があって、汗が気化熱をうばうのにも時間差があり、さらに身体の内部の温度が下がるのにも時間差があります。

しかしそれでも私たちは哺乳類の中でも世界最強の冷却システムを持っているのも事実なのです。

 

現代のインフラでは寒くて重症化するよりも、暑さが直接的にも間接的にも影響して重症や死に至るケースの方がおおよそ多いんじゃないでしょうか。

 

暑い日に、熱中症に関連した救急車や医療機関の対応は少しでも減らしたい。

暑さによる症状が原因で人が動けなくなることは避けたい。

学校や仕事やあらゆる活動などでは生産性を低下させたくない。

そういう社会で私たちは暮らしています。

 

この呪いのような、呪縛(じゅばく)のような言葉が繰り返しとなえられている一番の訳は、その根底の心理が

 

“不安”と“恐怖”

 

であるがためだと個人的には分析しています。

別な理由もありますがそれよりもこっちの方が社会にとってというより、人間にとって重要な気がします。

 

ところでメンタルトレーニングの観点では

 

思っていること、

言葉にすること、

行動にすること、

それらは自動的に多かれ少なかれ結果に反映します。

好ましいことか、そうで無いかは関係なく結果に現れます。

 

“なれてない”と思っている人の思考は、自分の身体をそう見なして守ろうとする傾向があるので、より脅威を実感します。

 

“なれている、適応できる”と思っている人の思考は負担が全く無いので、順応できるような行動に自然となりやすくなっていきます。

 

なりたい自分はどちらなのか、それは人それぞれあると思います。

本当に心身ともに守る必要がある人もいるだろうし、

思い込みみたいに気持ちだけが暑い人もいるかもしれません。

 

体温が調節できるは自律神経の働きのおかげ

 

自律神経が働く能力については、個人によっても差があるのは仕方ありません。

体温の冷却の場合では主に、汗をかくスピードと量、自律神経の切り替え、などがキーです。

 

誰でも心身共に

 

なれる = 自律神経が順応する

 

ことはある程度はできるはずだと私は信じています。

 

あなたの思考の中の言葉を一つ書き換えませんか!

 

“私の体は暑さになれていっている”

 

“私の身体はきっと暑さになれる”

 

“私の身体は暑さに順応できている”

 

その先にはさらに健康な毎日が見えてきそう!