素晴らしい事に私たちは肉体で生きていますね!

同時に心というものも持っています。

だから生きている限りどうしても心にもストレスを受ける、感じる、溜まる、という事態にもなります。

 

心理的ストレス(精神的ストレス)という人の心はどのようにストレスマネジメントできるのでしょうか。

今回のトピックでは心理的ストレスについての理解と対策をシェアしたいと思います。

専門的な知識を深めるというよりかは、なるべく広い範囲の人たちに役に立つようにまとめます。

 

はじめに“心理的ストレス”というものをシンプルに述べると、

 

” 何らかの出来事によって生じる、好ましくないと思う感情の全て ”

 

のことです。

 

 

 

いらいら、怒り、不安、恐怖、悲しみ、憎しみ、無力感、強制感、責任感、不満足、劣等感、感情の起伏、などなど…

 

このような感情はどんな出来事によって起こるのでしょう。

私たちが日々、直面しそうな出来事ってこういうことではないでしょうか。

 

人間関係

上司、先輩、後輩、友人、先生、家族、恋愛

 

学校

勉強内容、クラブ活動、イベント、持ち物に関すること、場所、居心地、テスト結果

 

仕事

仕事の進行、責任、失敗、プレッシャー、作業の変化、

 

個人

病気、けが、出来事、感情、環境、不出来、家族の出来事、習い事、お金、未来の展望、絶望、

 

これらの出来事によって大きな問題となった場合の対処法としては、

 

予防的な行動に焦点をあてる

 

原因から離れる

 

心理カウンセリングを受ける

 

などがあげられますが、これらは個人個人に対しての、言わばオーダーメイド的に扱う必要があります。

なのでこの場では割愛し、より多くの人に役立つ内容をピックアップすることにします。

 

では、ほとんどの人ができそうなストレスマネジメントを私なりの視点でご紹介いたします。

 

< 受け入れる >

 

全てとは言えませんが、感じた心理的ストレスを受け入れるということです。

たとえばこんなふうに

 

仕方ないなと思って割り切る

 

開き直る

 

これも長い人生の一つ、成長の栄養にしようと思う。

 

これだけ辛いのだから、あとでいいことがあるだろう。

 

いずれもむりやりポジティブ思考にしようと思う必要はありません。

自分とはこういうことでこういうストレスを感じる人間なんだな、と自分を理解するために。

少し止まって自己を見つめる機会は心理的ストレスを和らげることにつながります。

 

 

< リラックス >

 

 

心理的ストレスは多かれ少なかれ自律神経の働きを乱す原因になります。それの良薬はリラックスです!

私たち一人ひとりはみんな何らかのリラックスできる方法を持っているはず。あなたのリラックス方法を、自分のやりたいと思う健康的なリラックス体験の時間を増やしましょう。

癒しを求めてペットショップで動物を見たり、友達との会話で楽しんだりするのもいいですね。

 

 

< テレビ、動画、映画 >

 

これは心の専門家としての視点でお勧めです。

お笑い、自然、悲しい物語、楽しい物語、他にもいろいろある中で、そのときの感情や気分で、今はこれと思うものを見ましょう。

楽になります。

気持ちの浄化のようなことです。

 

 

< 身体のケア >

 

おおざっぱですが出来事の順番はこんな感じですね。

 

何らかの出来事の発生→ 心理的ストレスを感じる→ 感情や自律神経がダメージを受ける→ 心身の不調→ ストレスの蓄積

 

ですから、ストレスマネジメントとしてできるのは真逆の順番なのです。

 

身体の状態を良くする→ 自律神経が正常に働きやすい→ 心理的な状態が改善する→ 感情が安定する→ 心理的ストレスに耐性ができる

 

この公式がいつでも誰にでも当てはまる、とまでは言えませんが、もしその人に何かできることがあるとしたら、このように信じて行動してみる価値は充分あります。

どれからでもできることから、できなくてもやろうと思いながら、少しでも身体のケアをおこなってくださいませ。

 

ケア① 充分な睡眠

 

睡眠は究極のリラックスでもありますし時間も質も大事です。

寝ている間に自律神経が心身を回復させてくれます。

 

ケア② 食事

 

もちろん栄養バランスは大事ですね。

それと、一日の内に空腹感をきちんと感じるときに食べることが大切です。別な言い方では、空腹状態を作ってから食べましょうということです。

消化器官は休む時と働く時とがあり、そのメリハリで自律神経に良いリズムが刻み込まれます。

しかも脳がよりおいしく感じるので満足度もアップして癒し効果も増大します。

良い栄養で、なるべく美味しく楽しく食べられる環境にも配慮してください。消化酵素の分泌など胃腸の機能にも良いです。

 

ケア③ 運動

 

心拍数が上がる、体温が上がる、なるべく楽しく、などを目標にしましょう。血流量と体温の上昇は心身をスッキリとした気分にしてくれます。

現状から逃げるために何らかの運動やスポーツをするというのも、実は結果的にストレスマネジメントとなったりするものです。

 

最後に

 

心理的ストレスは人が生きている限り感じ得ることですね。

それで結果的に心身の病になったり、また、人を強くすることもあるし、人間らしさを育てる経験にもなっています。