道先を案内してくれた少年の親切がすてきだったなー、という出来事でした!

 

必要なときに初対面の人に声をかけることは、僕は割と得意な方だと思っています! 

 

ある日のこと、自転車で走ってて、あれっどっちだったっけ、と目的地の道順に不安を抱いた。

付近にいる人に道を聞こうかなと思って、あたりを見回したけど見当たらず… 

あっ、男の子が見つかった!

11才くらいかな。

そこで考えました。

「あの子に聞いても答えが得られるだろうか? 不審なおじさんと思われないだろうか?」って! 

しかし

“もし、この子に聞いてみたらどんな返答が返ってくるのだろうか?”

という好奇心の方が懸念を上回りました!

もしかしたら… 

 

近寄って行って、

 

「すみません!道を聞きたいんですけど、市役所へはこっちですか?」

少年

「あ、僕んちの近くです! これから行きます。」

「そう? 道を教えてくれればいいよ!」

少年

「…そこを真直ぐ行って…」

「うん、わかった、どうもありがとうね!」

 

そして私は自転車でその場から走り去るけど、なんとすぐ後ろから足音が聞こえる!

少年が駆け足で追いかけてきているような。

さっき同じ方向に行くようなことを言っていたし、わざわざ振り向いたりしない方がいいかな、と思いながら。

やがて信号で止まったところで追いつかれ…

少年

「こっち!」

と言いながら先に走って僕を案内してくれた。

「きみ走るの早いね、僕が走ってもそれほど速く走れないよ!」

少年

「野球やってるから!」

 

そう言う彼の持久力にも感心してしまった!

目的地もあともうすぐというところで

 

「おかげで迷わなく行けて助かったよ、ありがとうね!」

少年

「うん!」

 

と言って別れた。

彼の思いやりと、楽しそうな充実したような表情をもらった。

なんとも暖かい触れ合いでした!

 

あとになって、なぜあの少年があそこまでの対応をしてくれたのだろうと考えました。

多くの場合、大人が思っているのと同じレベルのことを子供がしているとは限らない。

だとしたら、少年にとっては初めて会った人との単なる興味のある出来事だったのかもしれない!

でもそれだけじゃないと思う。

多分だけど、私はそのとき大人に尋ねるのと全く同じ口調で少年に話しかけたから、それが少年の態度を引き出したのかもしれない。

 

こどもは、大人からどんな接し方で扱われたかによって、それにふさわしい人物になる、という一つの例だと思うのです。