プロフェッショナリズム
その中の一つがSincerityです。
Sincerityの訳は「誠実さ」が一番近いと思います。
私の過去の職業であった飛行教官や、さらに上のプロパイロットへ進む為には必ず出てくる心理的な科目でした。
ベースとなっている概念は
思ったことを素直に率直に言うこと
裏表が無いこと
正直であること
真心を込めた誠実さ
実はこれにはポジティブな言葉だけではなく、ネガティブな言葉も含まれます。
例えば、
~は上手くない。
~がきらいです。
~は無理だと思います。
など。
自由な表現が許されている社会であるアメリカ的とも言えます。
とは言ってももちろんその表現範囲は目的に沿ったことであるべき、ということは日本もアメリカもどの地域の文化でも同じだと思います。
プロフェッショナリズムでは
”相手に対して誠実であることがプロに要求されます”
と言っているのです。
ではその「相手」とは?
例えば、
サービス業ならお客様が相手
教職なら生徒が
部署なら上司から部下が
セールスなら顧客様が
クリエイターなら依頼主が
それぞれ相手となります。
この例から大体想像できると思います。
その相手、彼らに対していかに誠実な姿勢で、態度で、心を込めて接することができるか。
それが求められることなのですが、私の場合はインストラクターなので相手はスチューデントパイロットでした。
さらにこの中で言われている重要で基本的なことがあります。
*関係の無いことをたくらんだりしてはいけません。
*嘘を言ってはいけません。
*本当の意図を隠したり偽装したりしてはいけません。
*奥にあることを覆い隠してはいけません。
*わからないことがあったら「わからない」と伝えることによって相手から信頼を得られます。
*不誠実なことをすると相手が持っている興味を低下させたり、あなたの信頼を失ったり、さらに業務の質まで低下させたりします。
ではどのようにして私達の中の誠実さをプロの現場で発揮したら良いのでしょう?
私は「できることから」が良いと思ってます!
あなたにとって誠実ってどういうことなのでしょうか、から考えてみませんか。
まずは自分が自分に対して誠実であることを大切にして毎日を過ごすのはいかがでしょう。
自分の心や思考などに誠実になるってどういうことをいうのでしょうか。
そんなふうに自分を探求することはとてもメンタルトレーニング的で、自分を成長させてゆきます!
(今回の記事は連邦航空局が発行しているテキストの中から必要に応じて要約し、私なりの説明を加えました)