文字詰め〜タイトル編 | 名古屋の熟練Gデザイナーのブログ

文字詰め〜タイトル編

今のようなDTPという仕組みがない時代、印刷の現場は、写植機によって印画紙に打ち出された文字を
切り貼りし、版下(印刷フィルムの元版)というものを作っていました。
私はその時代を経験した残党。だからどうということはありませんが、
そのような時代を経験した人たちの悲しいサガとして、文字の間を詰めることが習慣的に
身に付いてしまっています。

下記のようなメインコピーを例にします。

A .
Design is a Fundamental Business Literacy-beta

 A は文字をただタイプしただけの状態。印刷物のタイトルコピーで、タイプそのままの状態
 というのは少ないでしょうが、それでも時々、文字間が未調整と思われるような、タイトルや
 メインコピーにお目にかかることがあります。


B .
Design is a Fundamental Business Literacy-tume

 B はレイアウトソフトの " 詰め " 機能を ON にした場合。まだ不十分です。


C .
Design is a Fundamental Business Literacy-tumetume

 C はレイアウトソフトの " 詰め " 機能を ON 。さらに微調整。同じ文字の大きさでも
 和文に対してアルファベットや数字が若干小さくなるため、ポイントを上げる。


 ただ場合によって、また書体によって、意図的にスキを残すという手法もあります。

 例えば、先回ご紹介した iPhone3G のパンフレットの表紙。
 ロゴの林檎マークと G の前後合わせでコピーが打たれています。
 書体にもよりますが、文字間を空き気味にする(当然、よく調整して)ことで
 親しみやすさを感じさせます。

Design is a Fundamental Business Literacy-omote_01

Design is a Fundamental Business Literacy-kopy
 ただのひいき目だったらごめんなさい。



Design is a Fundamental Business Literacy-alien

 極端な例「ALIEN」。アルファベットの文字間を均等に開けて、文字に目を引きつける。
 この場合、文字廻りにアキ(空間)が必要。



 たとえば会社案内など、文章のもつ意味合いが重要な部分での文字間や行間の調整は
 特に注意をはらうべきだと思います。