Blogの急速な普及とブログ・オブ・ザ・イヤー
12月20日発売の米誌タイムで「Person of the year」にブッシュ氏が選ばれ話題になっていますが、今年から「Blog of the year」が新たに設けられ、ブッシュ氏の軍歴疑惑に関するCBSテレビの誤報などを指摘した「powerline」が選ばれました。
今回はBlogについて簡単に書いてみます。
そもそもBlogとは「Weblog」のことであり、Webは網の目状に世界中のコンピュータが接続されていることからそのように呼ばれる(注)「World Wide Web」のことを指します。
またLogはインターネット上では「access log」等の使い方をされ、ログを取るといえば記録をとることを指します。
したがって語源から解すればBlogはインターネット上で記録をつけるということになります。
ただこの語源に従うとあらゆるサイトはBlogということになってしまうため、もう少し定義を詳細にする必要があります。
そこで実際にBlogがどのように使われているかを考えてみます。
初めてBlogが広まった頃にはニュースの紹介に簡単なコメントをつけたものが多かったと記憶していますが、最近では単なる日記が多くなっており、またサイトを構築する煩わしさなどからBlogを準サイトとして活用しているものもあるようです。
準サイトというものまで現れている現状では一般のサイトとBlogを区別するのは非常に難しくなっているといえます。
敢えてBlogと一般のサイトを区別するためにBlogを定義するのならば「ブログ用のツールを用いて製作されたサイト」ということになりますが、これでは同義反復であり、何の説明にもなっていません。
そこで「ブログ用のツール」とは何かを考えてみます。
まず「ブログの基本的な機能」を列挙します。
1.簡易なレイアウト生成機能
2.簡易な記事作成機能
3.簡易な掲示板機能
4.トラックバック機能
Blogに必須とされる機能は以上であると思われます。
これらの機能の目的は個人が簡単にサイトを作成することができ、他者とのコミュニケーションを図り、アクセス数を増加させることができることであると考えます。
したがって私はBlogをとりあえず次のように定義します。
BlogはWeblogのことであり、簡易なサイト作成機能やコミュニケーション機能、各種アクセス増加機能を備えたツールによって製作されたページである。
また個人でHPを作成した場合、初めはほとんどアクセスが望めません。
それに対してBlogでは各種の機能により、少なくともいくらかは記事を書く以外何もしなくてもアクセスを得ることができます。
私はこのアクセス数増加のための機能があることが、多くの人がBlogを書き続けるモチベーションに繋がっていると考えており、この機能がBlogの最も重要な機能であると捉えます。
Blogの形態は日々変化しており、だんだんと一般のサイトとの差がなくなってきています。
実際、スタイルシートによるレイアウトの変更が可能になっているBlogでは製作面において(動的ページの作成はできませんが)ほとんど一般のサイトとの差はないと思われます。
またコミュニケーションツールについては一般のサイトでも掲示板を設けていることが普通であることを考慮すると、すでにBlogとサイトとの差はアクセス増加機能の有無しかないとも言えます。
以上のことから私は最終的にBlogはアクセス増加機能を備えたツールによって製作されたサイトであると定義します。
各種メディアが伝えるとおり、Blogの急速な普及には目を瞠るものがあります。
インターネットに日常的に接しない層にはまだなじみが薄いとはいえ、非常に幅広い人々がBlogを活用するようになって来ています。
数年前からHPを作成することはそれほど難しいことではなくなっていたと思われますが、その頃には個人がHPを作成することはこれほど幅広い層には普及しませんでした。
その原因はHPを作成しても積極的に宣伝をしない限り、多くの場合アクセスがほとんどないということに起因していたように思われます。
このように考えると各種アクセス増加機能を備えたBlogは書き手の要求に見事に合致していると言えます。
これからBlogがさらに幅広い層に普及していくのか、一時的な流行で終わるのか、それはいかに多くの人に記事を読んでもらえるような機能を充実させていくかにかかっているように思われます。
注)
実際のインターネットは個人用のPCレベルでは網の目状に接続されていない。
ADSLや光ファイバーなどのLANでインターネットに接続する場合には以下のような経路をたどることになる。
接続元のPC→地域のNTT局→接続元が契約しているプロバイダのバックボーンサーバ→DNS(ドメインとIPの相互変換をするサーバ)→NIC(IPを管理するサーバ)→接続先が契約しているプロバイダのバックボーンサーバ→地域のNTT局→接続先のPC
実際にはプロバイダからプロバイダの間が網の目状に近い形になっているのですが、ドメインを利用する関係上DNSで回線は再び中央サーバ的なものに集められ、またIPからPCの位置を特定するためにNICでさらに中央サーバ的なものに集められることになります。
またIPから位置を特定するサーバがあることは確かですがそれがNICであるのかどうかよくわからないところがあります。
そしてプロバイダからDNSに接続するときにどうやってDNSの位置を特定しているかについても少々疑問があります。
ここでもNICなどを通じてDNSの位置を特定しているのでしょうか。
今回はBlogについて簡単に書いてみます。
そもそもBlogとは「Weblog」のことであり、Webは網の目状に世界中のコンピュータが接続されていることからそのように呼ばれる(注)「World Wide Web」のことを指します。
またLogはインターネット上では「access log」等の使い方をされ、ログを取るといえば記録をとることを指します。
したがって語源から解すればBlogはインターネット上で記録をつけるということになります。
ただこの語源に従うとあらゆるサイトはBlogということになってしまうため、もう少し定義を詳細にする必要があります。
そこで実際にBlogがどのように使われているかを考えてみます。
初めてBlogが広まった頃にはニュースの紹介に簡単なコメントをつけたものが多かったと記憶していますが、最近では単なる日記が多くなっており、またサイトを構築する煩わしさなどからBlogを準サイトとして活用しているものもあるようです。
準サイトというものまで現れている現状では一般のサイトとBlogを区別するのは非常に難しくなっているといえます。
敢えてBlogと一般のサイトを区別するためにBlogを定義するのならば「ブログ用のツールを用いて製作されたサイト」ということになりますが、これでは同義反復であり、何の説明にもなっていません。
そこで「ブログ用のツール」とは何かを考えてみます。
まず「ブログの基本的な機能」を列挙します。
1.簡易なレイアウト生成機能
2.簡易な記事作成機能
3.簡易な掲示板機能
4.トラックバック機能
Blogに必須とされる機能は以上であると思われます。
これらの機能の目的は個人が簡単にサイトを作成することができ、他者とのコミュニケーションを図り、アクセス数を増加させることができることであると考えます。
したがって私はBlogをとりあえず次のように定義します。
BlogはWeblogのことであり、簡易なサイト作成機能やコミュニケーション機能、各種アクセス増加機能を備えたツールによって製作されたページである。
また個人でHPを作成した場合、初めはほとんどアクセスが望めません。
それに対してBlogでは各種の機能により、少なくともいくらかは記事を書く以外何もしなくてもアクセスを得ることができます。
私はこのアクセス数増加のための機能があることが、多くの人がBlogを書き続けるモチベーションに繋がっていると考えており、この機能がBlogの最も重要な機能であると捉えます。
Blogの形態は日々変化しており、だんだんと一般のサイトとの差がなくなってきています。
実際、スタイルシートによるレイアウトの変更が可能になっているBlogでは製作面において(動的ページの作成はできませんが)ほとんど一般のサイトとの差はないと思われます。
またコミュニケーションツールについては一般のサイトでも掲示板を設けていることが普通であることを考慮すると、すでにBlogとサイトとの差はアクセス増加機能の有無しかないとも言えます。
以上のことから私は最終的にBlogはアクセス増加機能を備えたツールによって製作されたサイトであると定義します。
各種メディアが伝えるとおり、Blogの急速な普及には目を瞠るものがあります。
インターネットに日常的に接しない層にはまだなじみが薄いとはいえ、非常に幅広い人々がBlogを活用するようになって来ています。
数年前からHPを作成することはそれほど難しいことではなくなっていたと思われますが、その頃には個人がHPを作成することはこれほど幅広い層には普及しませんでした。
その原因はHPを作成しても積極的に宣伝をしない限り、多くの場合アクセスがほとんどないということに起因していたように思われます。
このように考えると各種アクセス増加機能を備えたBlogは書き手の要求に見事に合致していると言えます。
これからBlogがさらに幅広い層に普及していくのか、一時的な流行で終わるのか、それはいかに多くの人に記事を読んでもらえるような機能を充実させていくかにかかっているように思われます。
注)
実際のインターネットは個人用のPCレベルでは網の目状に接続されていない。
ADSLや光ファイバーなどのLANでインターネットに接続する場合には以下のような経路をたどることになる。
接続元のPC→地域のNTT局→接続元が契約しているプロバイダのバックボーンサーバ→DNS(ドメインとIPの相互変換をするサーバ)→NIC(IPを管理するサーバ)→接続先が契約しているプロバイダのバックボーンサーバ→地域のNTT局→接続先のPC
実際にはプロバイダからプロバイダの間が網の目状に近い形になっているのですが、ドメインを利用する関係上DNSで回線は再び中央サーバ的なものに集められ、またIPからPCの位置を特定するためにNICでさらに中央サーバ的なものに集められることになります。
またIPから位置を特定するサーバがあることは確かですがそれがNICであるのかどうかよくわからないところがあります。
そしてプロバイダからDNSに接続するときにどうやってDNSの位置を特定しているかについても少々疑問があります。
ここでもNICなどを通じてDNSの位置を特定しているのでしょうか。