Anti-Semitism(反ユダヤ主義?)監視法案成立 | ideamngのブログ

Anti-Semitism(反ユダヤ主義?)監視法案成立

世間が大統領選で盛り上がっていた10月中ごろ、アメリカで成立した法案にthe Global Anti-Semitism Review Actというものがありました。

この法案は「Anti-Semitism」の人を世界的な規模で監視しようという法案です。

私はこの法案の事を聞いて「Anti-Semitism」は具体的にどういう人のことをさすのか疑問に思いました。

とりあえず辞書で調べてみるとSemitismは「ユダヤ人風、セム語法、親ユダヤ政策、ユダヤ人びいき(ジーニアス英和大辞典)」となっており、どうやらユダヤ人に関係する言葉のようです。

またAnti-Semitismで調べると「反ユダヤ主義、ユダヤ人差別思想(ジーニアス英和大辞典)、反ユダヤ主義、ユダヤ人排斥運動(IBM翻訳の王様)」となっていました。

ここまで調べて思ったことは反ユダヤ主義ユダヤ人排斥運動では、大変な差があるということです。

反ユダヤ主義は「ユダヤの人に対して反感を持っている」という思想を示しているのに対して、ユダヤ人排斥運動はユダヤ人を排斥するという明示的な行動を示しています。

ユダヤ人を意図的に排除するという作為に対して監視をするというのならまだわかりますが、ユダヤ人に対して反感を持っているだけの不作為に対して監視をするとしたら相当におかしな法律に思えます。

そもそもアメリカの国内法において世界的にAnti-Semitismを監視するとはどういうことなのか。

この法案では特別な事務局を作ってAnti-Semitismを監視するとされていますが、どのようにその人がAnti-Semitismだと断定するのかはなはだ疑問です。

もしこの法案について詳しい方がいたら、Anti-Semitismの定義などについて少し教えてもらいたいと思います。

それにしてもこのようなユダヤ関係の問題は日本メディアは全く扱いませんね。

昔からのこととはいえ少しくらい報道してもいいのではないかと思います。

参考
Jerusalem Postの記事