科学と宗教
先のアメリカ大統領選でキリスト教右派がその力を存分に示したことや、クリスマスが近づいてきていることから、最近アメリカでキリスト教に関するアンケートが盛んに行なわれているようです。
その中でも私が興味を持ったアンケート結果を紹介します。
1.新約聖書にある聖母マリアの処女懐胎を信じるか?(ニューズウィーク)
A.信じている 79%(キリスト教徒87%)
B.信じていない 15%
2.新約聖書は歴史的に正しいか?(ニューズウィーク)
A.正しい 67%(キリスト教徒75%)
B.キリスト教信仰を肯定するために作られた神話である 24%
3.ダーウィンの進化論には科学的根拠があるか?(ギャラップ)
A.科学的根拠がある 35%
B.一つの理論に過ぎず科学的根拠に欠ける 35%
C.進化論についてよく知らない 29%
4.人類はおよそ1万年前に神によって創造されたか?(ギャラップ)
A.神によって1万年前に創造された 45%
私はもともと無効回答が大量に出る電話調査などは信頼性がほとんどないと思っており、この結果をそのまま受け取ることは危険であると思います。
なぜなら毎日を忙しく過ごしているビジネスマンが家で休息しているときに「人は神によって創造されたか?」という質問をされたら、答えずに切ってしまうことが多々あると考えるからです。
このような傾向の質問ではキリスト教を熱烈に信仰している方が積極的に回答をすると思われるのでその分は差し引いて考えなければなりません。
また日本でよく行なわれる無作為抽出による電話調査などについても同様の問題点が存在します。
無効回答が多数発生するアンケート調査などではどのような傾向の人が回答をしていないのかを考える必要が常にあるといえます。
ただし今回のアンケート結果はアメリカにおいて、また他の宗教が広く信仰されている国において宗教というものがどれほど深く信じられているかと言う事を示す良い例だと思います。
日本のように科学を全面的に信じている国にいると宗教を信仰しているということを理解することがなかなかできません。
ただ私は彼らは日本人が科学を正しいと考えるのと同様の感覚で宗教を正しいと捉えていると考えます。
科学も宗教のうちの一つであると考えるのです。
科学を信じる人が万有引力や質量保存の法則が正しく、それによって世界の仕組みを捉えることができると考えているのと同様に、宗教を信仰している人は絶対の神が存在し、それによって世界の仕組みを捉えることができると考えているのです。
この双方についてどちらがより合理的か、現実的かを判断することは非常に難しいことです。
科学の法則は科学の世界において正しく、宗教上の教義はその宗教の中において正しいからです。
極論を言えば、私は今の科学も数百年、千年も経てば当時の人は非現実的な科学という宗教を信仰していたと捉えられ、19世紀(20世紀)~21世紀は科学という宗教が先進工業国において広く信仰されたと歴史に刻まれるのではないかと考えています。
このような状況において日本人が国際社会に目を向けるとき、日本人が科学を信じているのに対して、その国の人が何を信じているのかをよく考えることが大切です。
多くの国家において宗教は厳然たる力をもっており、科学的な論理が必ずしも宗教上の教義に優先するとは限りません。
国際社会の動きを見るときには常に宗教という要素を考慮にいれ、日本人の感覚で科学が正しいと感じる程度に宗教を信仰している人がいるという認識を持つことが大切であると考えます。
本当はもう少し興味深いニュースがあればそちらを書きたかったのですが、最近興味を惹かれるニュースがなかなかないので少し前に見たアンケートについて簡単に書いてみました。
その中でも私が興味を持ったアンケート結果を紹介します。
1.新約聖書にある聖母マリアの処女懐胎を信じるか?(ニューズウィーク)
A.信じている 79%(キリスト教徒87%)
B.信じていない 15%
2.新約聖書は歴史的に正しいか?(ニューズウィーク)
A.正しい 67%(キリスト教徒75%)
B.キリスト教信仰を肯定するために作られた神話である 24%
3.ダーウィンの進化論には科学的根拠があるか?(ギャラップ)
A.科学的根拠がある 35%
B.一つの理論に過ぎず科学的根拠に欠ける 35%
C.進化論についてよく知らない 29%
4.人類はおよそ1万年前に神によって創造されたか?(ギャラップ)
A.神によって1万年前に創造された 45%
私はもともと無効回答が大量に出る電話調査などは信頼性がほとんどないと思っており、この結果をそのまま受け取ることは危険であると思います。
なぜなら毎日を忙しく過ごしているビジネスマンが家で休息しているときに「人は神によって創造されたか?」という質問をされたら、答えずに切ってしまうことが多々あると考えるからです。
このような傾向の質問ではキリスト教を熱烈に信仰している方が積極的に回答をすると思われるのでその分は差し引いて考えなければなりません。
また日本でよく行なわれる無作為抽出による電話調査などについても同様の問題点が存在します。
無効回答が多数発生するアンケート調査などではどのような傾向の人が回答をしていないのかを考える必要が常にあるといえます。
ただし今回のアンケート結果はアメリカにおいて、また他の宗教が広く信仰されている国において宗教というものがどれほど深く信じられているかと言う事を示す良い例だと思います。
日本のように科学を全面的に信じている国にいると宗教を信仰しているということを理解することがなかなかできません。
ただ私は彼らは日本人が科学を正しいと考えるのと同様の感覚で宗教を正しいと捉えていると考えます。
科学も宗教のうちの一つであると考えるのです。
科学を信じる人が万有引力や質量保存の法則が正しく、それによって世界の仕組みを捉えることができると考えているのと同様に、宗教を信仰している人は絶対の神が存在し、それによって世界の仕組みを捉えることができると考えているのです。
この双方についてどちらがより合理的か、現実的かを判断することは非常に難しいことです。
科学の法則は科学の世界において正しく、宗教上の教義はその宗教の中において正しいからです。
極論を言えば、私は今の科学も数百年、千年も経てば当時の人は非現実的な科学という宗教を信仰していたと捉えられ、19世紀(20世紀)~21世紀は科学という宗教が先進工業国において広く信仰されたと歴史に刻まれるのではないかと考えています。
このような状況において日本人が国際社会に目を向けるとき、日本人が科学を信じているのに対して、その国の人が何を信じているのかをよく考えることが大切です。
多くの国家において宗教は厳然たる力をもっており、科学的な論理が必ずしも宗教上の教義に優先するとは限りません。
国際社会の動きを見るときには常に宗教という要素を考慮にいれ、日本人の感覚で科学が正しいと感じる程度に宗教を信仰している人がいるという認識を持つことが大切であると考えます。
本当はもう少し興味深いニュースがあればそちらを書きたかったのですが、最近興味を惹かれるニュースがなかなかないので少し前に見たアンケートについて簡単に書いてみました。