オランダの爆破事件とテロ | ideamngのブログ

オランダの爆破事件とテロ

最近、オランダでイスラム施設を狙った放火や爆破事件が相次いで起こっています。

日本のメディアは爆破事件についてテロという言葉を避けていますが、私はこれは明らかにテロであると考えます。

そしてオランダでイスラム施設を狙ったテロが起こることが、テロの原因が宗教や政治体制などとは無縁のものだということを明示的に示しています。

私はテロの原因は怨恨や貧困であると思います。

そしてだからこそ、テロリストを攻撃することによってテロを撲滅することは出来ないと考えます。

もしテロの原因が特定の宗教・宗派にあるのならば、その宗教・宗派に属する人を根絶やしにすることでテロは撲滅できるかもしれません。

またテロの原因が特定の政治体制にあるのならばその政治体制を打ち破ることでテロを撲滅できるかもしれません。

しかし、テロリストを攻撃することで新たな怨恨が生まれ攻撃を受けた地域は貧困に陥ります。

テロの原因が怨恨や貧困にあるとすれば攻撃は新たなテロを生み出すことになります。

テロの続発について真に糾弾されるべきは、自らの思想を押し付けるために外国を蹂躙した先進国、そして経済格差を増大させる不平等な貿易体制を作り上げた工業国です。

もし世界中のテロリストを根絶やしにしようとするならば、日本は経済大国として不平等な経済体制の是正から始めるべきであると考えます。