復興支援閣僚級会議と救援金の流れの公開 | ideamngのブログ

復興支援閣僚級会議と救援金の流れの公開

先日スマトラ島沖地震とそれに続く津波で被害を受けた国々に対しての救援金について書きましたが、11日にジュネーブで開かれた復興支援閣僚級会議において、各国は7億1700万ドルの緊急支援資金拠出を表明しました。

この中で日本は2億5000万ドルの拠出を表明しています。

各国が表明した救援金の合計額は50億ドルを越えましたが中長期的な支援が多く、今すぐに拠出される資金は緊急に必要とされているとアナン事務総長が述べた9億7700万ドルには残念ながら届きませんでした。

ただし国際支援において7億ドルもの資金が即時に拠出されることは極めて異例であり、今回各国は今までにないほどに支援に積極的であるということができます。

今回の各国の救援金拠出について国連緊急援助調整官室(OCHA)はこの会議で9億7700万ドルの7割が集まり、半年以内に9億7700万ドルが集まることは確実であると発表しました。

またOCHAはスマトラ島沖地震とそれに続く津波への救援金のうち、国連に対して拠出されたものについては巨額の救援金の流れをリアルタイムに把握する新システムが導入され、救援金が適切に運営されているか監査すると発表しました。

資金の流れについてはOCHAのホームページに掲載されるとし、各国が表明した救援金を本当に拠出するかどうかも監査し、救援金拠出を表明した国の責任についても明らかにするとしています。

このような各国が本当に救援金を拠出したかどうかを広く公開する試みは国連史上初めてであると考えられ、各国の表明した救援金の実際の履行を促すのに資するのではないかと考えます。

日本は今回、救援金の拠出表明額、実際の緊急拠出額ともに相当な高額を提示しました。

そして政府はさらなる被災国への支援も考えていると言います。

地震の多い国として他人事ではない災害先進国の日本には、巨額の救援金拠出に加えて防災システムの構築に関する支援など、様々な分野における支援を継続して行なっていって欲しいと思います。


面白いニュースがあまりないのでBlogを初めて3ヶ月目にして記事作成継続の危機に瀕しています。

面白いニュースがないときには何か決まった話題で継続して記事を書いていかないとなかなか続きませんね。