日本で売られているニセモノとチェロの話 | ヴァイオリン技術者の弦楽器研究ノート

ヴァイオリン技術者の弦楽器研究ノート

クラシックの本場ヨーロッパで職人として働いている技術者の視点で弦楽器をこっそり解明していきます。

こんにちはガリッポです。

前回も注意していますが、コメントを頂いても返事はできません。
ブログを続けるためには私にとっても趣味のようなものでないと楽しみがありません。もちろんまともな情報が無いという状況で専門家としての責任もあります。しかし、365日毎日ずっとこのことだけに取り組んでいるわけにはいきません。何とか負担と労力を少なくして続けているのでこれ以上のことはできません。


私は当たり前のことを書いているだけで、理屈で相手をねじ伏せようとしているわけではありません。
楽器を売りたいと持ってくるお客さんがいますが、半分以上は粗悪な量産品で修理代の方が楽器の値段よりも高く価値はゼロとなります。中古楽器のうち半分以上は価値がゼロでただのゴミです。電気製品や自動車なら20年以上経ったものの99%ゴミでしょうからそれよりはマシです。
その半分弱の楽器のほとんどは量産品です。言っているように量産品が99%です。
売り物になるレベルのものなら既に掘り出し物です。うちの店に並んでいる時点でふるいにかけられて残ったものです。それを自分で探すとなると半分以上のガラクタをつかむ可能性が高いというわけです。

さらにそこについているラベルは90%以上は偽造ラベルです。何もついていないものもよくあります。

中古品の99%は大量生産品で、それに偽造ラベルがついているものがほとんどですから、作者の名前とともに中古楽器が売られていたらほとんどは量産品に偽造ラベルを貼ったものです。一般に詐欺などを警察が警戒するように呼び掛けていますが、そのレベルではありません。ニセモノでだます人や業者がいるので注意してくださいでは無くて、十中八九ニセモノです。売られているもののほとんどニセモノです。本物に当たる方が奇跡です。

そのようなニセモノを私はニセモノとさえも思っていません。似せて作ってさえいないからです。


私の経験に基づいて前回は書きましたが、日本の事情については分かりません。ヨーロッパでは、古い中古品がたくさん眠っていて、当時はストラディバリウスやガルネリウスなどのオールドの偽造ラベルが多く貼られています。

それに対して考えられるのは日本ではモダンイタリアの偽造ラベルの付いた楽器が多いだろうということです。こちらではモダンイタリアの作者があまり知られていないため偽造ラベルを貼る意味がありません。モダンイタリアの偽造ラベルを貼っても誰も知らないので引っかかる人が少ないのです。イタリアと隣のオーストリア、ウィーンなどは100年以上前からイタリアのモダン楽器(当時新作)が輸入されていたようです。この前は、ウィーンで買ってきたというチェロを持ってきた人がいました。ジュゼッペ・ペドラッツィーニだというので見るとルーマニアの量産品で新品です。我々が見るとエンドピンやテールピース、ペグなどでも工場で量産品に取り付けられているものだと分かります。セッティングがヴァイオリン職人の工房で売るレベルじゃないので売った業者も素人ならまともに演奏もできないレベルのものです。ペドラッツィーニどころか古いものでもないし、イタリアのものでもないし、ハンドメイドのものでもありません。一般の人にはそれも分かりません。わざわざウィーンに行ってニセモノを買って来たのですからご苦労様です。いくらで買ったのかも聞いてませんが、おそらくペドラッツィーニも知らずになんかイタリア人の名前くらいにしか思わなったことでしょう。ウィーン位になるとそういうことも出てきますが、うちのところではモダンイタリアの作者はぜんぜん知られていませんし誰も興味がありません。ヴァイオリン製作学校でもオールドの作者は授業で教わりテストにも出るようですが、モダンイタリアの作者については何も教えて無いようです。実務ではニセモノもありますので学んだほうが良いと思いますけども。演奏者の方もオールドのイタリアの作者には興味があってもモダンは全然興味を示しません。

日本では全く違いますね。イタリアの新作楽器をおおげさに宣伝して売っているためその師匠の師匠と遡って有名になります。そのニセモノのラベルを貼ることが意味が出てくるわけです。
量産楽器に偽造ラベルを貼って売るようなことは日本でもあるだろうことは考えられます。古い作者に商標権も無いので電気製品やファッションなどの偽ブランドとは違いそれ自体は違法ではありません。この時身近な中国から来ることはあり得ると思います。こちらではモダンイタリアのラベルが貼られた中国製のものは見ることはありません。一般の人は中国製のものとイタリアのモダン楽器との区別もできないのですから、中国から目の前の国に入ってくることは状況からすれば普通のことです。実際には私は知りませんがあっても驚きません。
詐欺になるのは作者名を偽って売った場合ですが、証拠は残さないように気を付けているため立証するのは難しいです。

古いものはわざわざ輸入してこないといけませんが、わずかなヨーロッパで滞在期間に良質な楽器を入手することは難しいでしょうから厳選するのは難しいでしょう。何より「化ける楽器」を欲しがるので業者の選択基準も怪しいものです。
日本では新しい物の中古品が多いことでしょう。世界で一番生産量が多いのが中国です。

状況からすればモダンイタリアの巨匠の楽器を買ったと思ったら中国製の量産品だったということがあると思います。だったら最初から量産品の上等なものを買ったほうが良いと私は言っています。

私は自分の目線で楽器の話をしてきましたが、一般の人には中国製の量産品とモダンイタリアの楽器との見分けもできないようです。小学生に大学の講義をしているような感じだったでしょう。それで分かった気にさせてしまったならやってきたことに罪の意識を感じます。

しかし私が書いていることを真剣に受け止めれば、分からないことは無いと思います。国語の読解力の問題で、大人になると失ってしまうのでしょうか?
答えが書いてあるのに、他で知った知識の方を信じていて、私の書いてあることを軽く見るのなら私が何をしても意味がありません。

チェロの話



勤め先の工房ではチェロが一杯になって置き場にも困るくらいです。新品のチェロを仕入れたのと修理が集中してしまいました。

チェロの値段は一般に同じ作者の同じランクのヴァイオリンの2倍と最初は教わりました。現在では2倍では購入は難しいでしょう。作るのにかかる労力は4倍以上になりますからすでにバーゲンセールです。このため作る職人が少ないため、数が少なく2倍では手に入らないというわけです。
基本的な考え方として「チェロはヴァイオリンの2倍の値段」ということを参考にしてください。ケースも10万円くらいしますし、弦もセットで数万円です。弓もヴァイオリンよりも高いです。修理もずっと高く、駒もはるかに高いです。

ヴァイオリンはお金持ちの習い事というイメージがあるかもしれませんが、ヴァイオリンは業者の言いなりになって無駄にお金を使わなければ何とでもなります。しかしチェロはダメです。

チェロはお金持ちでないとかなり厳しいです。ヴァイオリンの仕事であれば、サービスしたり安くしたりすることもありますが、チェロは提示する額でも安くし過ぎています。お客さんを驚かせないように甘すぎる見積りをして、大工事になることがいつものことです。
ちょうど同僚が横板に割れの起きたチェロの修理を始めました。横板にひびが入ると表板を開けないとちゃんと接着と補強することができません。
横板の過去のずさんな修理では木工用ボンドが使われていて取り除くのに大変苦労していました。
一方表板の割れを補強してある木片は接着が甘く簡単にはがれてしまいました。すべてやり直しです。表板のエッジは4か所すべて木材を足して修理しています。
いざ表板を閉めるとなったときにネックの角度=駒の高さが低すぎることが分かりました。これを直すだけでも大修理です。
横板のひびがあっただけであそこもここもダメと修理箇所がどんどん増えていきます。全部直したら50万円はすぐに行ってしまいます。その50万円がバーゲン価格なのです。

ちょっと故障したらすぐ50万円、100万円の修理代がかかるものだと用意しておいてください。そうでないとチェロは維持できません。

使っていると駒が曲がってきます、弦が食い込んで溝が深くなっていきます。そうなったら応急処置ができる範囲を超えると駒の交換が必要です。中を覗いてみると魂柱も合っていません、交換が必要です、指板は削らないといけません。弦を新しいセットにしましょう。それで10万円は超えます。

それだけやって汚れたままにしますか?
掃除するだけでも何時間もかかりますし、傷も補修すればそれで3万円はかかるでしょう。

エンドピンがぐらついていたり、量産品に初めからついている安物なら交換が必要です。ペグが調子が悪ければ交換が必要です。すでにペグボックスの穴が大きくなりすぎていれば穴を埋めて開け直す必要があります。弓の毛も古くなっています、革も傷んでいます‥‥。

すぐに20万円が飛んでいきます。

30~40万円位のギターで高価だと驚いている人がチェロのことを知ったらどう思うでしょうね?

常識では考えられないくらいお金がかかるのがチェロです。コントラバスも同じです。しかしコントラバスは諦めて微妙な調整や修理はせずに応急処置のままで使い続けることが多いでしょう。

こちらでハンドメイドの新作ヴァイオリンの値段は15,000ユーロしても驚きません。今なら250万円位ですかね?それでも丁寧に作れば作るほど利益はなくなっていきます。
中古のものなら無名なものは1万ユーロが限界でしょう。ドイツやチェコの作者なら戦前より前のものでも1万5000ユーロを超えることはめったにありません。新作楽器の方がモダン楽器よりも高いため競争力がありません。

チェロはその2倍として30,000ユーロだとすると500万円が職人が作った普通の値段ということになります。しかしチェロを作るのに少なくとも4倍の労力と期間がかかるとすれば作るほど経営は悪化することでしょう。職人からすれば工賃が4倍かかるのなら値段も4倍になるのが理にかなっています。材料もそれ以上に高いです。
新作楽器を60,000ユーロ・1000万円で買うのは世界でも日本人くらいでしょう。ただし有名な名前がついた場合にのみ成立することでしょう。

つまりチェロは普通に作ったら1000万円位になってしまう物なので500万円でもバーゲンセールです。それを200万円位で作れば飛ぶように売れるでしょう。どうしたらいいと思いますか?
機械で加工したらいいと思いますか?スプレーでニスを塗ったらどうでしょう?
賃金の安い国で作ったらどうでしょうか?
売っているのはそのようなものばかりです。
クレモナなら修理や販売などの他の仕事が無いため新作楽器しか収入源がありません。とても安い値段でも背に腹は代えられずという職人がいることでしょう。そのようなものは日本の楽器店にも並んでいることでしょう。有名な作者の場合にはヴァイオリン製作学校の留学生などを無償で働かせることも有り得ます。生徒にとっては有名なマエストロの弟子と言うメリットがあるからですし、就労ビザもありませんから法律上は働くこともできません。しかし何故かクレモナには中国人がたくさんいて闇の仕事をしているようです、なんでしょうね?

新しいハンドメイドのチェロでよくあるのが音がイマイチのものです。作るだけでも大変なのでやっとこさチェロになったというレベルです。それで音がいまいちで量産品の方がマシということも少なくありません。値段だけが高いのに買う人がいないチェロはお店にずっと残っています。私が作ったところでそうならない自信はありません。

フランスのモダン楽器ではチェロはヴァイオリンの2.5倍くらいがよくある値段です。イタリアのオールドの場合にはチェロの数は極端に少なくなりますのでそれ以上かもしれません。
一方日本ではモダンや新作のイタリアのヴァイオリンの値段を高すぎる設定にしているため2.5倍にするととんでもない値段になるので2倍以下になっていることもあるかと思います。

古い量産チェロ


チェロの値段は新品でも弓やバッグがついて数万円からあります。このようなものはまともに弾ける状態にはありません。弾けるようにするだけで5~10万円かかります。弓は新しいものを買わないといけません。カーボンのものなら2万円しないでしょう。
ケースも安全に保護するためには10万円くらいかかります。

それしか買えないならチェロを続けていくのは無理です。
うちではレンタルをやっているのでそっちの方がマシです。

そんな状況ですから、ストラディバリがどうだとか、モダンの作者がどうだとかそんな話をするレベルではありません。

うちでは本格的にやるなら100万円位のルーマニア製のチェロを薦めています。ペグや駒、弦、エンドピンなど部品が何もついていない状態で仕入れてうちで取り付けます。それだけでも10万円では済まないでしょう。

それよりも安いランクのルーマニアのものも最近いくつも仕入れました。60万円位でしょうか。見た目は贅沢は言えませんが音は悪くありません。それより安い中国製のものなどは置いていません。

ドイツの量産品なら100~200万円くらいするでしょう。しかし音でルーマニアのものを勝っていることも無いので意味がありません。20年くらい前ならドイツ製でも安かったのですが。
このようなドイツ製のチェロは日本ではマイスターの名前とともに売られていると思います。しかしその人が自分で手作りで作っているのではなく、機械を多用し従業員を雇って大量生産しています。販売する人もメーカーも「大量生産品です」とか「機械で作っています」などとは言いません。自分から不利になるようなことを言うわけが無いからです。しかし賃金の高いドイツのマイスターが自分で作ったら販売価格は1000万円を超えてしまいます。そうなると高すぎて買う人がいないので輸入はされていないはずです。ドイツ製であるとすれば経営者がマイスターの量産品です。このような経済的な状況証拠だけではなく、私が見れば機械を使って作った形跡があることが分かります。


100万円から4~500万円の間は空白地帯というわけです。
一方で量産品よりも音が良いものが欲しいという需要が多くあります。

一つはうちで量産工場で作られた白木のチェロを改造するものです。
もう一つは古い量産品です。

日本人は「とにかくイタリアのもの」と言いますがこちらでは「とにかく古いもの」が求められています。チェロの場合には古いものは大変なことになります。
オールドになると修理するのが気が遠くなるほど傷んだものがよくあります。表板を開けたら最後、閉める日がいつ来るのかもわからないものです。倉庫に放置されることでしょう。
オールドのチェロはサイズが今のものと違うものが多く、普通の大きさのものすら見つけるのは困難です。小柄な人は小さいものでも良いかもしれません。

現実的にはミルクールの量産品やマルクノイキルヒェンのものです。これらも例のニセモノ問題が付きまといますが、品質も大きな問題です。今の量産品に比べても手作業で作られているために品質は悪く、手抜きが多いです。本当にひどいがらくたは修理代の方が楽器よりも高くなります。修理代が100万円を超えるのはざらだからです。ヴァイオリンで30万円位ならチェロでは60~80万円位です。大半はそういうもので残念ながら粗大ゴミです。
ミルクールのものは相場はが高くなっています。最低でも100万円以上になるでしょう。でも本当の粗悪品でどうしようもないものかもしれません。それが日本での末端価格は300万円を超えてきます。板はプレスと言って平らな板を曲げて作ってあるものが最もチープなものです。音が絶対に悪いとは言いません。製法がチープなのですから値段も安くあるべきです。しかし見た目ではプレスなのか判別は難しく開けてみて修理して分かることも少なくありません。

ドイツやチェコの量産品でも酷く粗悪なものがたくさんです。中級品でも板を薄くする作業が大変なので、板が十分な厚さにまで削っていないものが多くあります。自分でやればどれだけしんどいかわかりますが裏板は厚すぎるものがほとんどです。
それでも古さによるメリットがあり新品の量産チェロに対して音響面で有利な面もあるでしょう。また改造して修理することもできます。厚すぎるものは薄くする余地があるというわけです。

またとても鋭い音がすることがあります。これを力強い音と評価する人や、何を弾いても貧弱な音しか出ない人には相性が良いです。新品よりも桁違いに鋭い音のものがあります。


これにはハインツ・ハミッヒという名前のラベルがついています。ハミッヒはヴィルヘルム・ヘルマン・ハミッヒなら700万円位にはなるでしょう。マルクノイキルヒェンのファミリーは楽器産業に従事していました。別のものです。
販売者名としては本物かもしれませんがいずれにしても、マルクノイキルヒェンの工場で量産されたものです。


別にどうってことは無い普通のチェロですね。戦前のもので15000ユーロくらいはしてもおかしくありません。それでもう今の円安なら250万円ですよ。新品のドイツ製の量産品が200万円くらいするのですからそれより希少な古いものが250万円というのはそれほど驚くほど高価ではありません。
裏板はかなり厚いです。

スクロールも値段相応のレベルです。

私は個人的に面白いと思っているのは戦後の西ドイツのチェロです。おもな産地はブーベンロイトと言われるところで、見た目がいわゆる「量産品」という感じがします。音もいかにも量産品の音かもしれません。それも中国やルーマニアなど旧共産国が量産楽器の生産地となると「西ドイツの量産品」は独自の作風に見えてきます。同じころのものをギターなら日本製のビンテージギターといいますから、アンティークではないけどもビンテージです。
音の出やすさや鳴りの良さでは新品よりも良くなっています。しかし弾き比べて悩むくらいなら新作のルーマニアのものの方が将来性があるでしょう。ミッテンバルトでも戦後の西ドイツのものがあります。中には作風が明かにブーベンロイトのものにそっくりのものがあります。ショールームと住所をミッテンバルトに置いていたメーカーもあるようです。
1980年代までに作られたものならいわゆる「ネックの下がり」がたいがい起きています。指板の下に木材を足す修理が必要です。指板も当時はc線のところだけ平らにするものでした。現代の水準に調整するには多くの場合指板も交換が必要です。その後駒も交換も必要です。エンドピンはグラグラになっているので交換が必要です。

このチェロでも100年くらい前のものです。それで古さの感じはこれくらいです。よくアンティーク塗装で作られた新品がありますが、もっと黒い傷だらけになっていてわざとらしいです。
これでも古くなって汚れたりニスが薄くなったり補修を繰り返した跡があります。これくらいほんのりと古くなった感じを新品で再現するのはとても難しいです。また、モダン楽器の場合にはオリジナルのニスがほとんど残っているので作者ごとに違うニスの質感を再現するのが難しいです。
クラックというしわのような亀裂を人工的に作ることもできますが、人工的にやったものは独特の亀裂になります。伝統的なトリックの手法もありますし、ホビー工芸用に市販されている溶液もあります。中国製品でも亀裂を入れたものは見たことがあります。ただ一般の人はラッカーでもアクリルでも分かりません。


前回の記事で紹介したマルクノイキルヒェンのチェロはこれよりもマイスターのものに近いクオリティです。2万ユーロくらいしてもおかしくありません。

チェロ難民?

チェロを探すのはとても難しいです。ヴァイオリンとは全く状況が違います。

ヴァイオリンは数が多すぎて選ぶのが難しいのに対して、チェロは数が少なくて選ぶことすらできないものです。

ヴァイオリンは数が多すぎるため、どれを選んでよいかわからず、有名な作者の名前で決定する根拠にする人が日本では多いでしょう。残念ながら実際は他のものとものと変わりません。こちらでは試奏して自分が気に入ったものを選ぶのが普通です。

チェロはそもそもないので選ぶことができません。チェロでもイタリアの有名な作者にこだわればすぐに1000万円、2000万円の話になってしまいます。

私自身は職人の作業を仕事としています。したがって楽器を見分けたりできるにもかかわらず売買はしません。何度も大儲けするチャンスがあったことでしょうが、私の仕事ではありません。仲介業もする気はありません。

しかし東京でチェロ売りたいという人がいまして700万円位でまともなものを探しているという人がいれば連絡ください。

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