昨日、人生最大かもしれない後悔をしました。

実家にわっくんを連れて行ってきました。
もみあげのところに湿疹が出ているのは知っていましたが、皮がむけてカサカサしてすごく痒そうだったので、私の母が髪切ってあげようって言い出しました。
私はもったいないからまだいいよ~って断ったのですが、痒そうで可哀想だし、切ろうよって言われて・・・切ることに。その時は私も痒そうで可哀想だなって思ったんです。
自分で上手に切る自信もなかったし、母は元美容師。任せてもいいかなという気持ちもあったのでお願いしました。

でも、なんとなく切ることに罪悪感を感じていました。

はじめて切るのにこんな簡単に切っていいのかな?旦那さんに言わずに切ってしまっていいのかな?でも、切ってあげないと可哀想だよね。旦那さんもわかってくれるよね。

なんだかもやもやした気持ちのまま、切ってしまいました。

そして事後報告で旦那さんにメール。

・・・激怒されました。

やっぱり。なんとなく感じていた不安は的中しました。

生まれて初めてはさみを入れるのに、なんで自分がいないところで勝手にやるのか。
初めての断髪式はビデオを回しながらちゃんと記念に残したかったのに。
なぜやる前に相談・確認しなかったのか。


・・・そうだよね。初めてだもんね。生まれて初めては、二度と戻ってこないもんね。取り返しのつかないことをしました。

うちの母は「ちょっと切っただけじゃない。また生えてくるのに」っていうけど、そういう問題じゃないんだよね。

旦那さんは、わっくんの初めては何でも見たいし、残したいし、参加したいと思ってる。初めてはさみを入れるのは自分でありたいと思っていた。

その気持ちをなんとなく感じていたはずなのに、なぜ私はあそこで切ってもらうことに同意したんだろう。
なぜ一言、切っていいか確認しなかったんだろう。
痒そうで可哀想だから、切った方がいいって思った。でも、その場で切らなくたって、家にもどってきてから切ってもよかったはず。
軽率だったな、と後悔してももう遅い。もう二度と、初めての散髪はできない。

涙が止まりませんでした。本当に後悔しました。
旦那さんには一生恨むとまで言われました。それだけ、やりたかったということ。そんな思いを私は踏みにじってしまった。どうやっても取り戻すことのできないことだけに、悔やまれます。

うちの親のことや私のこと、性格的なことやお互いの考え方の違いなどについても沢山話し合いました。

口調を荒げるとわっくんはそれを感じて泣き出します。
なのでわっくんとはいつも通り接しようとしますが、私の中のもやもやと旦那さんの中の怒りは収まりませんでした。笑って見せるけど、本当の笑顔は出せませんでした。

切ってしまったものはもう戻らないしどうしようもないので、せめてもうすこし形を整えるためにもう一度切って、写真を撮ろうと誘いました。

筆を作りたいから新しいところは切らない。切ってしまったところを少し整えるだけにすると決めて、はさみを入れました。そして私はそれを写真に収めました。これで気持ちがすっきりするわけではないけれど、なんとなくこのまま1日が終わるのは居たたまれないと思いました。

その後旦那さんは先に寝て、朝起きたらもういなかったので、まだ顔を合わせていません。帰ってきたとき、どんな顔をすればいいのでしょう。

この記事を書いていたらまた涙が止まらなくなりました。

「たかが散髪」と思う人もいれば、大事なイベントとして重んじる人もいる。

うちの親からすれば、「そんなに怒ることなの?」くらいのことのようです。 わりとうちの一家は思いやりにかける、自分勝手な性格なんだと思います。
私も例外ではなく。
私はそんな親に育てられたので、昔であればそう考えていたかもしれない。でも、今は旦那さんの家族なんだから、そこは分かってあげられたはずなのに。
考え方は人それぞれだけど、重んじている人にとって、それを奪われることは許せないことだと思います。
もっと思いやりを持てる人間になりたい。自分勝手ではなく、相手の気持ちを考えられる人間になりたい。
旦那さんはおおざっぱな私から見ると細かいなぁって思うけど、人を思いやる気持ちや優しさはある人だと思います。そんな旦那さんを見ていると、時々自分の思いやりのなさや自分勝手さを思い知らされ、落ち込むことがあります。
わっくんには、パパのように思いやりと優しさをもった人間になってほしい。だったら育てていく親として、私もそうならなければ。

わっくんに関わることはお互いに確認・相談してから、と改めて確認したので、今後はこのような失敗をしないようにします。

後悔先に立たず。

DSC_1043.JPG湿疹のとこにかからないようになりました。これでよくなってくれるといいなぁ。