社会保険労務士 松本事務所 の松本です
先日は住友財閥の2代目総理事の伊庭貞剛をとりあげましたが、その住友関係で、若かりし頃何度か読んだ本がほこりをかぶって書棚の肥やしになっていました、その本が住友商事の元常務、鈴木朗夫さんの生涯を描いたこの本
新装版 逆命利君 (講談社文庫)
Amazon |
逆命利君、謂之忠・・・命に逆らいて 君を利する 之を忠と謂う、中国の昔の本にでてくる言葉だと思いますが、今の日本に、自分が属する組織に、どれだけの熱血漢がいるのか・・・人に期待するなんて面倒くさい、自分がやっちゃえ
ただし、上司の器が小さいと空回りになるかもですね、でも上司にゴマすりだけは傍から見ていると「おつかれさん」といいたくなるくらい微笑ましいかぎりです、そんな大人にはなりたくありません
この本の主人公の鈴木朗夫さんの上司が、これまた器がでかい・・・住商の元社長、伊藤正さんだ
伊藤元社長の言葉
「命にさかわらざるをえない場合には、逆らってもあえて正しいと思うことをいう。大体下の者が、上の者に『あなた間違っていますよ』とおもしろ半分でいえる者じゃないんです。それだけいわれたら、上の者はありがたいと思って、耳を傾けなければいけないんですよ」