オンライン対戦をすればするほど昔の記憶が甦る。

対戦相手を探しているときの暇な時間。
よく近くにあった漫画を読みながら時間を潰したりしたもんだ。

それは今も変わらない

あの時に読む漫画が一番面白い

翔がいた時は翔と話をしたりその前の対戦相手の愚痴を言い合ったり






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


冬休みに入ると翔は毎日我が家に来ていた。

と言うか毎日泊まってた。

二人で対戦したり
どちらかがランクマッチへ行きどちらがPSPで練習したりと。



ある日、翔のレオの昇格試合が訪れた。


そう、剛拳への昇格試合である。


対戦相手は僕の当時の師匠である吉光使いだった。  

この時確か師匠は狂拳になっていた。


翔は吉光対戦には慣れていたがやはり師匠の吉光は強かった。

僕の吉光とは格が違う。

見たことのないネタや僕は今でもあまり使いこなせないのだが師匠の吉光は納刀も使いこなしていた。


そんな昇格を賭けた段位戦の結果は師匠の吉光が勝った。

翔は対戦を得意としていた吉光に負けただけあってかなり落ち込んでいた。


一瞬僕の師匠を超えるんじゃないかとひやひやしたがそんなことはなかった。
友が昇格出来なかったのに何故か少し僕はほっとしてしまった。
恐らく先に剛拳に行かれたくなかったのが本音なんだろうな。

そしてランクマッチは僕の番へと移る。

鉄拳6には対戦するときいくつか選択できる項目があり
これを変えると同じ項目を選択した人と対戦することができた。
(これを使用して段位戦をよくしていた)  

それにより普段のランクマッチでは会わないような人とマッチしたり外国の方とのマッチを避ける事ができる。


その時は珍しい相手と対戦することになった。  


そう、相手はハルカちゃんの操るアリサである。
この時の段位は飛燕。

僕の吉光は猛虎だったのでハルカちゃんとはれっきとした段位戦ということになる

ハルカちゃんの操るアリサは強く美しいがコスチュームもセンスがあふれでている

でも本当は実力で言えば僕の方が1枚上手。

段位が絡んでいたこともあり負ける訳には行かない試合なのだが彼女を想う気持ちからか僕は負けてあげた。

僕が降格することなんかよりもハルカちゃんが少しでも早く餓狼にあがってほしいからだ。

その後何度か対戦したが全て負けてあげた



4回程対戦しただろうか。



翔のランクマッチの番が来てしまったのでハルカちゃんの昇格を見届けてあげる事は出来なかったがその後無事昇格していたらしい。


自分に振り向いてくれることはないのに段位を貢ぐとはつくづくバカな男である。