
はつです。
idea actors schoolでは3カ月1クールでレッスンを行っています。
その期間中2回のシーン発表課題があります。
5月から始まった夏クラスでは
続々とシーン発表が行われています

普段のレッスンで行っている様々なエクササイズから得たものを、実際に【役になる為】に生かしていくのです。
一言で【役になる】なんて言われても具体的にどういう事なのかわからないですよね?
感覚的に掴めてしまう人もいるかもしれませんが、
感覚だけに頼ってしまうとその時の調子で演技の質が左右されてしまいます。
「あれ?昨日は上手くいったのに?!今日は全くダメだ!」
なーんてね。
役を明確に具体的に掴めるとその分だけ、
その時の調子に左右されなくなります。
さて!
じゃあ、具体的に【役になる】というのはどういう事だろう?
それは…
役をどこまでも理解し、
役の根本的な考え方や、深層心理の次元から我がものとする。
それは文字や思考だけでは無くて、
身体感覚や細胞に至るまで役を染み渡らせる。
それが深まっていけば、雰囲気から、佇まいから役へとなっていく。
その上で、ただその場に居る。
だって物語の中で役はいつだって「生きてる」。
役は起こった事にただそのままリアクションをしているだけだから。
多くの演技者は、
それまでに掴んだものを手放す事に恐れを抱いている。
だから、それまでに準備した役の情報を頭の中にずっとスタンバイさせて、順番にそれを出していく。
それじゃあ、「役になってる」とは言い難い。
役をつかむ為に、
すったもんだしながら掴んだものは手放したって無くならないんです。
すったもんだしながら、
役の持っているものを染み込ませているから。
役を掴み、
染み込ませたら、
本番では全てを手放して、
ただ今に集中する。
今回のリブログをしたクラスメイトは
その感覚を今回のシーンで掴んだようです

嬉しいですねぇ

スタートラインの3歩後ろでも、着実に進んでる。